昨日の記事《「ピアノの技量を計測する方法」がないものだろうか?》を書いたあと、ふと思いついたことがある。「技量の計測」は無理としても、「進歩のチェック」くらいはできるかも知れない方法である。
それは、これまでに練習した曲の「難所」を取り出してチェックリストを作って、それが弾けるようになったかどうかを試してみる、という方法である。
それぞれの曲にいくつかの「難所」、つまり難しくて苦労した部分、曲によっては最後までうまく弾けずにそのままにしてある部分がある。例えば、最近練習した「アラベスク 第1番」でいうと次の部分である。ここは未だに自信を持って弾けていないし、ミスの確率もかなり高い。
こういう部分をもう一度弾いてみて、どの程度弾けるようになったかで「進歩のチェック」になるのではないかと考えたわけである。これだと、自分で、自分の感覚で判断できるのではないだろうか。
ただし問題もある。その曲を毎日練習していて暗譜もしていた時期のレベルに戻すまでに、それなりの時間がかかるだろう、ということである。何ヵ月ぶりに弾いてみてすんなり弾けるとはとても思えないからだ。もともとが「難所」なのだから。
とりあえず、いくつかの候補をリストアップしておこう。やってみる価値はありそうなので…。
アラベスク第1番のポリリズム(まだ完璧ではない…)。
「雨だれ」のぎりぎり届く和音の連打。
「悲愴」の最後のところの左手和音。
他にもあるが、とりあえずこれくらいで試してみて、効果?がありそうであればこのリストを充実させていけばいいと思う。そのあと、次々にクリアできていくのが理想なのだが…。
実はもう一つアイデアがある。それは途中で「挫折」した曲にもう一度チャレンジしてみること。つまり、バッハのフーガである。
これがうまくいけば、確実に進歩したという証明になる。ただし、フーガはフーガそのものでしか練習&上達できないような気もするので、とりあえずは気が進まない。
ということで、当面は、気が向いたときに上のいくつかのフレーズを弾いてみることにしようと思う。まったく弾けなくなっていたらどうしよう…(^^;)。
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