1週間ほど、フランス物の候補曲をいくつか見て、少しだけ弾きかじって(?)みて、もう1曲ドビュッシーをやることに決めた。
ドビュッシー 『ベルガマスク組曲』より「プレリュード」
Suite bergamasque "Prélude"
こんな曲である。(ご存知でしょうが、「月の光」ほどは有名じゃないはず…)
↓
♪ Debussy - Suite Bergamasque, I. Prelude(YouTube)
最初は「月の光」か「亜麻色の髪の乙女」にしようかと考えていたのだが…。この2曲はメロディーをよく知っているのですぐに飽きそうな気がしたのと、楽譜を見ると思ったより難しそうなのでやめにした。
で、ベルガマスクのほかの曲を見ていて、この「プレリュード」の印象的な冒頭のフレーズがわりと弾けそうだったので、とりあえずこれを第1候補とした。
そのあとも少し他の曲をあたってみたのだが、これという曲が見つからなかったので、昨日、「プレリュード」でいくことに決めた。
そして実は、決めた後でちょっと不安になっている。というのは、いちおう曲のことを少し知っておくかと思ってピティナの金子一郎さんの解説を見たら、次のように書いてある。
「後年のドビュッシーの作品にはない、ロマン的な味わいのある作品ですが、音域が広いにも関わらず、同時に対位法的な表現も多く、しかも古典派の質感もあり、楽譜に書かれた通りに演奏することはなかなか難しいと思います。」
しかも解説の最後も、「初期の作品の中では非常に難しい作品だと思います。」という言葉で締めてあるのだ。もしかして選曲ミスか?
確かに、昨日軽く譜読みをした範囲では、指が届かないところもあるし、左右の手の交差もあるし、難しそうなリズムも出てくる。とはいえ、曲としては気に入ってしまったので、とにかくチャレンジしてみるしかない。まだ、金子さんの言う「難しさ」が分かってないので、怖いもの知らずのカラ度胸ではあるが…。
目標設定は、とりあえず「楽譜どおり弾くこと」とでもしておこうか。それと、上にあげた YouTube の演奏のように、しなやかに「ふわっと」「おばけの手で」弾くことが当面の課題となりそうだ。
ちなみに、「アラベスク」の方も毎日2回くらい通しで弾く予定。こちらは「止まらずに弾く」ことが目標。しばらくはドビュッシー2曲を堪能したいと思っている。
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