ソチ五輪も終わったし、そろそろ気合を入れてショパンの「雨だれ」に取り組まなくては!と思う今日このごろである。
譜読みはそこそこ出来てきたが、なかなか先が見えない。というか、1~2小節ごとに引っかかる状態から抜け出せない。中間部分の和音は、だいぶまともになってきたような気がするのだが…。
ということで、まずはワルツのときに試した「目標管理シート」を作ってみることにした。
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ぴあの目標管理シート
◆曲:ショパン:
24のプレリュード Op.28 から第15番 変ニ長調 「雨だれ」
◆練習期間:1月18日~3月31日(本格的には2月16日~)
◆目標
①止まらずに通して弾けること(録音して確認)
②最初と最後:歌うフレージング+装飾音符
③中間部分:和音きっちり押さえる+メロディーライン
④中間部分:ディナミーク+アーティキュレーション
⑤全体:ルバート+アゴーギク
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①と②は前回と同じ。③は、和音をちゃんと押さえる(とくに9度の5の指)のはもちろん、その中でメロディーが聞こえるように弾くこと。昨日、アシュケナージの演奏を聴いて、改めてメロディーが際立っていることに驚いた。9度の不協和音も、メロディーがきれいに聞こえて、和音も濁っていない。これは難しそうだ。
④⑤は少し気取って専門用語を使ってみた。④のディナミークは強弱のつけ方、とくに息の長いクレッシェンド。アーティキュレーションはタッチ。とくに中間部前半の繰り返し部分、最初は"sotto voce"で柔らかく、2回目はしっかり、という感じの弾き分け。
⑤は、時間軸の伸縮であるが、とくに装飾音符の部分のリタルダンドというかルバートというか、そのあたり。もうひとつは、中間部分後半での表情をつけるためのルバートに挑戦してみたい。
〔参考〕
アゴーギク(独:Agogik)とはテンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現の一つ。ディナーミク(強弱法)との対比で速度法、緩急法とも言う。通常、同じ速度記号が適用されている間に行われ、テンポの揺らぎがその速度記号の示す範囲を大きく超えることはあまりない。なお、アゴーギグと書かれることもあるが、原語では語尾はkなので「グ」とするのは誤りである。(Wikipedia)
作ったあとで、またしても高すぎる目標になってしまったことを少し後悔している。が、まあ志は高く頑張ってみようと思う。
さらに、今回は曲についてもう少し背景を調べたり、分析(アナリーゼ)の真似ごともしてみようかと考えているところである。
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