ピアニストとしてのバレンボイムはお気に入りの一人である。とくに、ベートーヴェンのソナタは素晴らしい。YouTubeで全曲演奏を聴いて、ますます好きになった。そのときに、指揮者としてのバレンボイムにも遭遇し、すごい人だと思った。
そして、今回『バレンボイム音楽論』という本を読んで、さらにその巨大さに驚いた。
音楽論の内容にも随所で感銘を受けたのだが、私の知らなかったバレンボイムのプロフィールや活動がすごいのだ。というか、これまでそういうことを知らずにいた自分自身を恥じるばかりである…。
この本の内容を紹介したいと思ったのだが、何しろ中身が濃すぎて、私ごときにはうまく要約できない。今日のところは、そのすごいプロフィールを、とりあえずアマゾンにあった紹介文を載せておく。(ご存知の方には余分な情報であるが…)
ダニエル・バレンボイム Daniel Barenboim:
1942年ブエノスアイレス生まれ。7歳のとき同地で最初の演奏会をおこなう。1952年、家族とともにイスラエルに移住。同年、ピアニストとしてウィーンとローマで、1955年にパリ、56年にロンドン、57年にはニューヨークでレオポルド・ストコフスキーの指揮によりデビューする。以後、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、南アメリカ、オーストラリア、極東において定期的に演奏旅行をおこなう。
1975年から89年にかけてパリ管弦楽団の音楽監督、91年から2006年6月までシカゴ交響楽団の音楽監督をつとめる。1992年からベルリン国立歌劇場の音楽総監督をつとめ、92年から2002年8月まで芸術監督も兼任。2000年秋には、ベルリン国立歌劇場管弦楽団から終身主席指揮者に任命される。
1999年、イスラエルおよびアラブ諸国の若い音楽家たちをメンバーとするウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラを故エドワード・サイードとともに設立。
著書には『音楽に生きる』(1991/2003)、サイードとの共著『音楽と社会』(2004)がある。
2007年には日本において高松宮殿下記念世界文化賞を授与され、またバン・ギ・ムン国連事務総長から国連平和大使に任命された。
本の内容に関する感想などは、後日あらためて書きたいと思っている。
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