2014年2月1日土曜日

バッハのプレリュードが暗譜できない訳?

ピアノの弾き方(奏法)の基本を練習するために、弾きなれたバッハのプレリュード(平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番)を復活した。いわゆる「脱力」と「重力奏法」を意識して練習するためである。

ところが、一つ不思議なことがある。「弾きなれた」と上に書いたが、実はいまだに暗譜できないのだ。


暗譜に関しては、昨年のベートーヴェンのソナタ「悲愴」の2つの楽章を暗譜したあたりから、何となく自信を持つようになった。→《暗譜力?》

なので、ちょっと不思議、かつ悔しい。とりあえず、昨日から暗譜する努力を始めてみた。改めて楽譜を眺めていくつか、暗譜が難しい理由を考えてみた。


たとえば…、

 ①曲の構成がはっきりしていない(小節・フレーズの区切り?)
 ②和声の構成も単純ではない
 ③はっきりしたメロディーがない
 ④曲が常に流動的でとらえどころがない
 ⑤指使いが難しくない

などと、リストアップしてはみたものの、本当の理由は定かではない。

⑤の「指使いが難しくない」は説明が必要かもしれない。

《暗譜力?》の記事の中でも触れたが、指使いが難しいと自分であれこれと考えて、自分に合った指使いに変えたりしている。そうやって考えている間に自然に覚えてしまうのである。


いずれにしても、出来ない理由が分かっても仕方ない。何とかして暗譜してみようと思っている。

(おまけ)ちなみに、暗譜する方法として、「アヴェ・マリア」(グノー)を歌いながら弾く、という案も考えてみたのだが、歌うのが難しそうだ…。



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《暗譜力?》


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