冬季五輪の成績も芳しくないし、佐村河内問題もだんだん重苦しくなるし、自分自身の譜読みも進まないし…。ということで何か面白いものがないかと考えていて、ふと思い出したのが「図形譜」。
佐村河内氏の「指示書」とは、新垣氏に渡したという「交響曲第1番」の設計図みたいなものである。
元の記事で貼っていたリンク先が消えていたので、残っている記事(↓)を探して再掲した。上の図もこの記事からお借りしたもの。
✏️佐村河内氏の「指示書」を基に制作 時間と楽器は記述なく…(スポニチ、2014.2.7)
以上/追記
これに対して、素人みたいなコメンテータから音楽の専門家までがいろいろと解説している。「立派な創作(原作)だ」という意見から、「まったく意味ない」という意見まであるようだが、大半は否定的である。
音楽家は「これで作れと言われれば作れないことはないが、10人が作ればまったく違う10の曲ができる」という意見が多いようだ。まあ、それはそうだろう。
で、「図形譜」である。「現代音楽」のひとつの流れとして、従来の楽譜ではないもの(図形など)で音楽を記述しよう、という試みがあった。「図形譜」とか「図形楽譜」とか言われるものである。それを使って実際に演奏もするのだが、見るアートとしての展開もあったらしい。
以下、Wikipedia✏️図形譜から引用。
五線譜では表現しきれない新しい音楽を創造する手段として、あるいは既成の概念を打ち壊す作業の一環として現代音楽作曲家が競って図形譜による作曲を試みた。ジョン・ケージなどによる偶然性が関与する「不確定性の音楽」あるいは、伝統的な西洋音楽の価値観を覆す偶然性を音楽に用いる手段ともされた。
図形や、文字、絵画なども使用され、ときには旧来の音符や五線譜も使われる。線が複雑に交錯したり、ときには時の経過も左から右と限ったわけでなく、あるいは天地左右もなく自由自在に書かれる。
このため、演奏家の解釈により2度と同じものにはならない場合が多く、即興性が高くなる。また楽器の使用も指定されないものもある。
興味のある方は、「図形譜」で画像検索すると面白いかも…(^^)。
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