エフゲニー・キーシンが Honorary Chairman(名誉会長)を務めることと、審査の方法が面白いのでちょっと注目していたのだが、ふと気がつくとセミファイナルも半分以上過ぎていた…というのを公式Facebookページで知った…(^^;)。
セミファイナリストは10人(↓)。
この賞(コンクール)を知ったのは、2019年の6月。審査は2019年10月から2020年7月にかけて行われる、やや長丁場のコンクールだ。概要は下記記事に。
《キーシンがchairmanを務めるピアノコンクールが始まる ♪》
審査方法が面白いのは、セミファイナルの一部が、コンペチタたちが自ら行うリサイタル等に審査員がお忍びで聴きに行って審査すること。講演終了後には審査員は身分を明かすようだが…。
その審査員の中には、ルドルフ・ブッフビンダー、ポール・ルイス、ファジル・サイ、アレクセイ・ヴォロディンなども含まれるようだ。
上の写真のセミファイナリスト10人は、昨年10月に94人の応募者からビデオ審査で選ばれたピアニストたち。以下に「名前, 年齢/出身国」を示す。イタリアの有名な音楽興行師 Antonio Mormone(1930-2017)を記念した音楽賞のせいか?イタリア人が多い。
- Leonardo Colafelice, 24/Italy
- George Harliono, 18/UK*
- Su Yeon Kim, 25/South Korea*
- Ying Li, 22/China
- Micah McLaurin, 25/USA*
- Josef Edoardo Mossali, 18/Italy
- Piotr Pawlak, 21/Poland*
- Leonardo Pierdomenico, 27/Italy*
- Philipp Scheucher, 26/Austria
- Suah Ye, 19/South Korea*
知っている名前は、昨年の中国国際コンクールのファイナリスト Leonardo Colafelice と、昨年のチャイコンにもエントリーしていた George Harliono くらい。
《中国国際コンクールのファイナリスト:Leonardo Colafelice ♪》
《チャイコフスキーコンクールのコンペチタを聴いてみる2》
すでに YouTubeチャンネルに動画がアップされている6人(上の*印)をざっと聴いてみた範囲では、私の好みに合うピアニストはいないようだ。強いて言えば、イタリアの27歳 Leonardo Pierdomenico がちょっといい感じかも(ドビュッシーなど)…。
エリザベート王妃国際コンクール(2016年)のセミファイナリストだったようだが、まったく記憶にない…(^^;)。
こうやってみると、イタリア人のピアノは嫌いじゃないみたい…(^^;)?
セミファイナルはあと4人残っている。2月23日・24日に Ying Li と Josef Edoardo Mossali が、3月22日・23日に Leonardo Colafelice と Philipp Scheucher が登場する。
ファイナリスト3人の発表は5月8日の予定。
ファイナルラウンドは、ソロ&室内楽(ピアノ五重奏曲)が7月2日・3日、ピアノ協奏曲が7月5日にミラノで行われる。
協奏曲は、スカラ座での Orchestra of the Accademia Teatro alla Scala との共演となる。
課題曲(候補曲)とファイナルの審査員は下記記事に簡単にまとめてある。
《キーシンがchairmanを務めるピアノコンクールが始まる ♪》
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