3月11日から始まるはずだった "Quarterfinal" を前にして、カナダのホーネンス国際ピアノコンクールの 1年延期が発表された。来年の具体的な日程はまだ決まっていない。
セミファイナル以降は 10月開催予定だったのだが、同じ時期のショパン国際ピアノコンクールの方は大丈夫なのだろうか? 現時点では何のアナウンスもないが…。
✏️2021 COMPETITION(公式サイト)
*
*
*
*
*
《2021年2月のヘイスティングス国際ピアノコンクールが6月に延期》
ホーネンス国際ピアノコンクールは、カルガリーで 3年に一度行われる。高額賞金($100,000 CAD = 約850万円)と入賞者への手厚いフォローアップで有名だ。ソロや協奏曲だけでなく、室内楽や「コラボラティブ・コンサート」、そしてインタビューまである。
Quarter finalist 50人はすでに決まっていて、日本人は含まれない。ロシアのアンナ・ゲニューシン(ゲニューシャスの奥様)とか英国のジョージ・ハリオーノ君とかがいる。
✏️QUARTERFINALISTS(公式サイト)
他のピアノコンクールが気になったので、とりあえず今年前半 6月までのコンクールをチェックしてみた。→《2021年の主なコンクール》
モントリオール国際音楽コンクール:4/26〜5/14
いつの間にか「完全オンライン」形式で実施することになっている…(^^;)。日程も少し前倒しになっているようだ。
✏️PIANO 2021(公式サイト)
コンペチタは日本人 2人(Yoichiro CHIBA、Ken NAKASAKO)を含む 27人。審査は前もって録画した("professionally recorded")ものをオンライン配信して行うようだ。
セミファイナル:4/26-4/30
45分のリサイタル*27人
ファイナル:5/10-5/13
60分のリサイタル* 8人
結果発表は 5月14日。なお、コンチェルトがない代わりに?、1位入賞者は "The Orchestre symphonique de Montréal" との共演が約束されることになる。
エリザベート王妃国際音楽コンクール:5/3〜5/29
今のところ予定に変更はないようだ。ただし、1月時点で規模が縮小されていて、セミファイナリスト(24人→12人)もファイナリスト(12人→6人)も人数が半分になっている。
コンペチタ 74人中、日本人は務川慧悟くん、阪田知樹くんなど 9人。
ジョルジェ・エネスク国際音楽コンクール:5/21〜23
5月21日以降のセミファイナル、ファイナルは予定に変更はない。セミファイナリストは 8人で、日本人は含まれていない。
ヘイスティングス国際ピアノコンチェルトコンクール:6/17〜6/26
これも予定通りに開催されることになっている。2月8日に応募は締め切られているが、まだコンペチタの発表はないようだ。
ホーネンス国際ピアノコンクールが早々と 1年延期を決めたのは、目の前に迫った "Quarterfinal" の実施が難しいと判断したからではないか?…と思われる。
でも、ショパン国際ピアノコンクールも 4月8日からの「予備予選」を控えている。1ヶ月後にはショパンコンクールの延期が発表される…なんてことがないといいのだが…(^^;)?
【追記・修正】(2021/03/20)
ショパン国際ピアノコンクールの「予備予選」は 7月12日〜23日に延期になっていました。失礼しました…🙇🏻♂️。
【関連記事】
《2021年の主なコンクール》
0 件のコメント:
コメントを投稿