曲を探すにあたっては、これまでにも聴いた曲ももう一度聴いてみるとか、過去に書いた自分の記事も参考にしようかと考えている。例えば、こんな記事(↓)。
《リーズ課題曲の現代作曲家9人を聴いて思ったこと》
《現代ピアノ曲を弾きこなす 9歳の天才少年!♪》
《トリフォノフ 2020年秋のプログラムが凄い!♪》
まずは、今年の10月(コロナが収まっているといいが…)にサントリーホールでトリフォノフが弾くプログラム(↓)をチェックしてみることにした。
- ベルク:ピアノ・ソナタ op.1
- プロコフィエフ:風刺(サルカスム)op.17
- バルトーク:戸外にて
- コープランド:ピアノ変奏曲
- メシアン:「幼子イエスに注ぐ20のまなざし」から 幼子イエスの接吻
- リゲティ:「ムジカ・リチェルカータ」から Sostenuto、Mesto、Allegro con spirito、Tempo di Valse
- シュトックハウゼン:ピアノ曲 IX
- ジョン・アダムズ:中国の門
- コリリャーノ:オスティナートによる幻想曲
とりあえずは、ベルクのピアノソナタ Op.1 から…。
アルバン・ベルク(Alban Maria Johannes Berg, 1885 - 1935)は、オーストリアの作曲家。 アルノルト・シェーンベルクに師事し、アントン・ヴェーベルンと共に、無調音楽を経て十二音技法による作品を残した。十二音技法の中に調性を織り込んだ作風で知られる。(以上、Wikipedia より)
実は、ベルクはピアノ曲をあまり残しておらず、この「ピアノソナタ Op.1」は作品番号付きで生前に発表した唯一のピアノ曲である。作曲は 1907〜08年、出版は 1911年。
YouTube にはいろんなピアニストの演奏がある。ピアノ曲として「定番」化していると言っていいのだろうか。
その中で気に入ったのがグレン・グールドの演奏。冒頭にほんの少しだけ解説が入っている。情感のこもったいい演奏だと思う。
♪ Glenn Gould - Berg, Sonata for Piano op. 1 (OFFICIAL)
ピエール=ローラン・エマールさんの演奏はクリアな音で美しい。
♪ Berg: Piano Sonata, Op.1(Pierre-Laurent Aimard)
マルカンドレ・アムランの演奏も情感がこもっているが、グールドよりは穏やかな印象だ。これも好みの演奏だ。
♪ Hamelin plays Berg - Piano Sonata Op.1
三人三様でなかなか面白い。聴いていて飽きないし、それぞれに惹きつけられるところもあるので、いい作品なのだろう。まだ、十分に理解できていないとは思うのだが…。
とりあえず「お気に入り10曲」に入れておこうと思う ♪ この先、どんな曲に出会うのかまったく想像できないので、とりあえず…。
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