この曲は Op.20 の七重奏曲をベートーヴェンが編曲したものなので、Op.20 に続けて聴くことにした。個人的には、ピアノの音が好きなのでこちらの編成の方が気に入った ♪
Op.38
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
YouTube で聴く演奏としては、ピアニストの名前で選ぼうと思っていたら、チェロのパートで、聞き覚えのある名前が目に入った。
Sol Gabetta という、モーツァルトのディヴェルティメントを聴いてファンになったチェリストだ。ピアニストは Dejan Lazić で、こちらも見覚えがあった(→後述)。
《モーツァルト:ディヴェルティメントK.563 弦の響きの美しさ ♪》
で、これをまず聴いてみることにした。演奏は悪くはないのだが、何か今ひとつ物足りない感じ…。ピアノが少し控えめ?
♪ Ludwig v. Beethoven: Trio op. 38 / Andreas Ottensamer, Sol Gabetta, Dejan Lazić (live)
次に、ピアニストの名前を探していたらメナヘム・プレスラーを見つけた。こちらの演奏は、クラリネットの代わりにヴァイオリンで Isidore Cohen という人、チェロは Bernard Greenhouse。プレスラーが結成した Beaux Arts Trio(ボザール・トリオ)である。
演奏としてはこちらの方が私の好みに合っている。プレスラーのピアノがいいのと、クラリネットよりヴァイオリンの音の方がいい感じがする ♪ 1983年の演奏。
♪ Ludwig van Beethoven, Piano Trio Op. 38, Beaux Arts Trio
ちなみに、ボザール・トリオは、メナヘム・プレスラーが結成したとても有名な米国のピアノトリオで、1955年から2008年までの半世紀にわたって活躍している。
2015年には、フィリップスから「結成60年記念」の 60枚組 CD Box が発売されている。
✏️結成60年記念限定盤 ボザール・トリオ~フィリップス録音全集1956~1996(60枚組)
Beaux Arts Trio - The Complete Recordings [60 CD Box Set] by Beaux Arts Trio (2015-05-04)
ところで、この曲の第3楽章 Tempo di menuetto の冒頭主題(↓)はピアノソナタ第20番 Op.49-2 と同じである。ソナチネのこの曲を練習するときに、このトリオを(第3楽章だけでも)聴くと、音楽に対する理解や興味が深まって、とてもいいのでは?と思う ♪
(上からヴァイオリン/クラリネット、チェロ、ピアノ)
おまけ。聞き覚えのある Dejan Lazić というピアニストは?
名前に聞き覚えがあるだけで、思い出せない。自分のブログ内を検索しても出てこない。古い方のブログ『ぴあのピアノ』を検索してやっと見つけた ♪ 2014年の記事…(^^;)。
《【ピアニスト】デヤン・ラジッチ(ラツィック):期待したい》
(この記事はこちらの新しいブログに引っ越した)
私がピアノを始めて次の年に、ピアニストの勉強(探索)をしている頃に、『現代のピアニスト30』(青澤 隆明 著)という本で知ったピアニストの一人だ。
《【ピアニスト】勝手にランキング(12人の調査結果)》
1977年生まれ、クロアチアの神童。ピアノとクラリネットを演奏し、作曲もする。2014年に「お気に入り」ピアニスト候補にしたあとは、たぶん一度も「遭遇」していない。
今回6年ぶりに遭遇して、その名前をよく覚えていたものだと自分に感心する…(^^;)。
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