「当時最も有名なホルン奏者プント G.Punto(本名はシュティヒ J. W. Stich)の知遇を得たベートーヴェンがウィーンでの彼の演奏会のために一晩で書き上げた曲」だそうだ。
Op.17
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
解説記事はあまり見当たらないが、この記事(↓)が分かりやすかった。
✏️ベートーヴェン/ソナタ ヘ長調 作品17
この記事によると、「初演は1800年4月18日プントとベートーヴェンによって」行われ、翌1801年に出版されたが、タイトルは《ホルン又はチェロを伴奏とするピアノのためのソナタ》だったそうだ。つまり、ピアノが重要なパートを占めている曲ということになる。
YouTube にいくつかの演奏があがっているが、一番気に入ったのがコレ(↓)。ピアノはエリック・ル・サージュ(Eric Le Sage)、ホルンはラドヴァン・ヴラトコヴィチ(Radovan Vlatkovic)という人。ただ、残念ながら第1楽章しか見つからなかった。
♪ Sonata for Piano and Horn in F Major, Op. 17: I. Allegro moderato
で、動画に写っている CDジャケットとタイトルなどを頼りに、Spotify で探して聴いてみた(↓)。やはり、なかなかいい演奏だと思う。
まぁ、ホルンの曲はほとんど聴いたことがないので、まったくの第一印象ではあるが、好きな演奏とそうでない演奏は割とはっきり分かれるようだ。…。
Beethoven:Music for Wind(Import)
ちなみに、この CD に登場する "Les Vents Français"(レ・ヴァン・フランセ)という管楽アンサンブルは「管楽器のスーパースター軍団」だそうだ。
クラリネットのポール・メイエが中心となって結成されたもので、メンバーはフルートのエマニュエル・パユ、オーボエのフランソワ・ルルー、ホルンのラドヴァン・ヴラトコヴィチ、バソン(ファゴット)のジルベール・オダン、ピアノのエリック・ル・サージュという、超一流のソリスト6人。
私が知っているのは、フルートのエマニュエル・パユとピアノのエリック・ル・サージュしかいないが…。"Les Vents Français" という名前、覚えておこう…(^^)♪
参考までに、YouTube で全楽章が聴けるの中で演奏で一番(上の演奏の次に)気に入ったのがコレ(↓)。ホルンが Stanislav Davydov、ピアノが Irina Krasotina という人(二人とも知らない名前)。ライヴで、途中大きな咳が入っているのが難点だが…(^^;)。
♪ Beethoven Horn Sonata op. 17 ( Davydov - horn 22.10.2016 )
おまけ。Spotify で検索しているときに、弦楽五重奏の編曲版を見つけた(↓)。聴いてみると、これがとても素晴らしかった。原曲のホルン版より好きかも知れない ♪
Carl Khym(1770-1819?)という人が編曲したもので、ホルンのパートはチェロが担当している。元々「ホルン又はチェロを伴奏とする…」曲なので自然にそうなるのだろう。
この CD には、ピアノトリオ2曲(Op.1-2、Op.11)を弦楽五重奏に編曲したものも入っている。演奏は、Metamorphosis Quintet というグループ。
String Quintets 1
【関連記事】
《All BTHVN 🎧》
《BTHVN op.1: ピアノトリオ第3番聴き覚えあり、好きかも ♪》
《BTHVN op.11: ピアノ三重奏曲第4番、クラリネットが入る ♪》
0 件のコメント:
コメントを投稿