6つの楽章からなっており、40分ちょっとの長さ。第3楽章のメヌエットには、ピアノソナタ第20番の第2楽章の主題が使われている。
Op.20
🎼 List of works by Ludwig van Beethoven
クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスという組み合わせの七重奏曲。ベートーヴェンの作品にこの編成の楽曲はこの1曲だけ。
初期の作品なので、まだモーツァルトのようなディヴェルティメントみたいな雰囲気の曲。ブログを書きながら気持ちよく聴いているにはいい感じの曲だ…(^^)♪
なお、この曲にはベートーヴェン自身が三重奏曲に編曲した Op.38(クラリネットまたはヴァイオリン、チェロ、ピアノ)も存在する。
YouTube で聴いた中で一番気に入ったのはコレ(↓)。演奏はライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のソロイスト7人。
♪ Beethoven: Septet in E-flat major, op. 20 (Soloists of the Gewandhaus Orchestra, Leipzig)
個人的な感想であるが、この曲はこの演奏のように本当に「音楽的に」演奏しないとあまり面白くない…と感じた。
おまけ。七重奏曲というのはあまり聞かないが、調べてみるといくつかあるようだ。楽器編成は微妙に異なるが…。
- ベートーヴェン:クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス
- サン=サーンス:トランペット、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ
- ストラヴィンスキー:クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ(チェンバロ)
- ブルッフ:クラリネット、ホルン、ファゴット、ヴァイオリン2、チェロ、コントラバス
- フンメル:フルート、クラリネット、トランペット、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ピアノ
ちなみに、ベートーヴェンのこの作品に影響を受けたシューベルトの八重奏曲は、ベートーヴェンの楽器編成にヴァイオリンをもう一つ追加した形になっている。
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