2020年4月2日木曜日

BTHVN op.16: ピアノと管楽のための五重奏曲、優雅な喜遊曲 ♪

「ベートーヴェンの全作品を聴く」プロジェクト、 今日は Op.16、ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調(1796-97)。珍しい楽器編成(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットとピアノ)だが、モーツァルトの K.452をモデルにしているようだ。


Op.16

🎼 List of works by Ludwig van Beethoven


この曲は「ディヴェルティメント(喜遊曲)」(貴族の社交・祝賀などの場で演奏される小編成の曲)ということになるのだろうが、優雅でいい雰囲気を醸し出しているので、聴いていて疲れない。たまにはこんな曲もいい…(^^)♪

管楽器4本とピアノという組み合わせには(言葉で聞いたときには)違和感があったのだが、曲を聴いてみるとなかなかいい感じである。小規模のピアノ協奏曲という趣もある。

この曲にはベートーヴェン自身がピアノ四重奏曲(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノ)に編曲した Op.16a もあるのだが、個人的には管楽との五重奏の方が好きだ ♪


YouTube で聴いたのはこの演奏(↓)。ピアノは Klara Würtz という女性。

♪ Beethoven Quintet Opus 16 Würtz, De Graaf, Meyer, Gaasterland, & Van de Merwe


ピアノ四重奏曲版はこれ(↓)を聴いた。"The Dvorak Piano Quartet" の演奏で、ピアニストは Slávka Vernerová という女性。

♪ Beethoven: Piano Quartet in E-flat major, Op. 16 - Dvořák Piano Quartet


ベートーヴェンがモデルにしたという、モーツァルトの K.452(1784年作曲)も聴いてみた(↓)。ピアノはアルフレート・ブレンデルで 1986年の演奏。これもいい感じ。

♪ Wolfgang Amadeus Mozart - Quintet for Piano and Winds in E flat Major, K. 452


CD でもいい演奏がないか?と思って Spotify で探してみたら、1986年にマレイ・ペライアが録音したもの(↓)が見つかった。しかも、モーツァルトの K.452 とのカップリングだ。ピアノはさすがにこちらの方が(YouTube で聴いたものより)際立っている ♪


Mozart: Piano Quintet in E-Flat Major, K. 452 - Beethoven: Piano Quintet in E-Flat Major, Op. 16




おまけ。ファゴットとバスーンは同じ楽器ということを初めて知った…(^^;)。

日本語の説明には「ファゴット」と書いてあって、YouTube などの英語の説明には "bassoon" と書いてあるので「あれっ?」と思ったのだが…。

バスーン(Bassoon)は英語で、ファゴット(Fagott)はドイツ語ということ。



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