アマゾンで「ピアノ コード」で検索すると、こんなの(↓)がゾロゾロ出てくる。そんなカンタンなものじゃないとは思いつつ、図書館でふと目にした『40歳からのピアノ入門』という本を借りてしまった。…(^^;)。
この本の表紙には「3ヶ月でマスターした『コード奏法』」とある。帯には「いまからでも遅くない!」と…。私の場合、年齢的には「時すでに遅し!」なのだが…(^^;)。
『40歳からのピアノ入門 - 3ヶ月でマスターした「コード奏法」講座』
実はこれまでにも教則本的な『コード進行の基礎知識』みたいな本は何度かトライしている。その度に、途中でつまらなくなって放棄?している。
で、この本は「読み物」なので気楽に読んでみようと思った次第…。
もう一つ、この本を手にとった理由として、今年の目標がまったく手付かずになっている…ということがある。その目標というのはコレ(↓)。
- 自分が音楽を奏でているという感覚を身につける
- ピアノを弾けるという感覚を身につける
内容については《2018年 My Piano Life の目標 ♪》に書いてあるが、それよりも《謹賀新年!今年もよろしく(^^)♪》に書いた次のくだりが自分の気持ちに一番近い。
もう少し自由にピアノを弾けるという感覚を身につけたいような気もしています。ジャズピアニストが何気なくピアノの前に座って、ふわっと鍵盤に手を乗せると、どこからか音楽が湧いてくるような…。気分に任せてピアノの多彩な音を紡ぎ出せるような…♬
まぁ「夢」ですね…(^^;)♪
でも、少なくとも、楽譜を一生懸命追いかけている今の状態よりも、もう少し自分が音楽を奏でているという気分を味わいたいのです。
…で、そのためにはどうすればよいのか?まったく分からずに今年も残り4ヶ月というところまで来てしまった…(^^;)。なので、少しでもヒントがないかと思ったのだが…。
結論から言うと、「コード奏法」でポピュラー音楽などをピアノで弾くことは、私がピアノで「自由に」弾きたいと思っているイメージとはだいぶ違うな…ということ。
この本の著者は「コード奏法」と出会って3ヶ月で人前で演奏したり、バンドと一緒にピアノを弾いたりして、とても上手に楽しんでいると思う。それはそれですごいことだと思うのだが、じゃあ、自分がそうしたいのか?…どうもその答えは "No." らしい…。
今回も、知ってる曲(ポピュラーソング)にある程度のコードをつけてそれらしく弾くことをやってはみた。…のだが、やはりすぐに飽きてしまう。
この本には、「ヘタでもうまく聴こえるポイント」の一つとして「ピアノと格闘しない」ということが書いてある。
人前で弾くとき、どうしても「一生懸命に」弾いてしまうが、そうすると、意識が曲とピアノに向かうことになる。そうではなくて、「曲の情感をピアノを通してお客さんに届けよう」という意識を持って弾いた方が結果が良くなるという話だ。
上で紹介した私の正月の記事でいうと、「楽譜を一生懸命追いかけている」というのが、まさに「曲とピアノ」に意識が行っている状態だと思う。
では「人前」で弾かない私の場合、「曲の情感をお客さんに届ける」に代わる意識の在り方というのはどういうものだろう?
どうありたいのか?どういう風にピアノを弾きたいのか?と考えてみると、それは「自分自身が音楽を奏でている」ようにピアノを弾きたい、ということになる。
それは、言葉をかえて言うと「自分の気持ちを曲に乗せて弾く」あるいは「自分の気持ちが表現できるような音をピアノで出したい」ということになるのかも知れない。
自分の気持ちの中には、その曲から感じるものも含まれる。曲から感じる美しさや素晴らしさを含めて表現したい。そうすると当然、自分の気持ちを乗せやすい曲とそうでない曲がでてくる。
私の場合、より自分の気持ちを乗せられる曲が、ポピュラーソングではなく、例えば、ベートーヴェンのピアノソナタということになるのだと思う。
結局は、今年の目標である「自分が音楽を奏でているという感覚」をどうやったら得られるのか、という問題に戻ってきそうだ…。
読書感想文(メモ)を書くつもりが、何だか「モヤモヤおじさん」の独り言みたいになってしまったので、今日のところはこの辺で…(^^;)。
【関連記事】
《2018年 My Piano Life の目標 ♪》
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