2018年9月22日土曜日

▼"Tempest" 3楽章: 暗譜に苦戦継続&テンポアップの工夫

ベートーヴェンのピアノソナタ第17番「テンペスト」第3楽章、相変わらず暗譜に苦労している。タイトルを「暗譜ができないパート2」にしようかと思ったくらい…(^^;)。

状況(↓)は少しだけ進展しているが…。



大まかな進捗としては、提示部はほぼ暗譜が終わって、楽譜を見ないでも練習できるくらいにはなった。展開部の暗譜は相変わらず苦戦中だが、楽観的に言えば「もう一息」。

で、再現部と終結部についても「暗譜努力&部分練習」の段階に入った。こちらの方は暗譜で苦労することはあまりなさそうな気がしている。提示部と同じパターンも多いし…。


部分練習の一環として、少し取り組み始めたのが「テンポアップ」。なにせ、現時点では1/2倍速よりももっと遅いと思われるので…。

その「秘策」について…と言いたいところだが、そんな簡単なコツみたいなものはなく「練習あるのみ」に近い。それでも、少しだけ試していることを書いておこうと思う。


テンポが上がらない原因、あるいは速く弾けない箇所というのがいくつかある。

その一つが第1主題(↓)の左手伴奏部分の赤い四角で囲んだ部分。ここの指使いは「5-4」でやっているが、その跳ぶところがなかなかスムーズに素早く行かないのだ。



最初は 5の指から 4の指に跳ぶところだけ、繰り返し練習などしてみた。…がうまく行かない。少し「回転」の動きを加えてみたがテンポアップにはつながらない。

で、あるときふと「大きく跳ぶところは『瞬間移動』の意識を持つといい」みたいなことをどこかで読んだ…か聞いたことを思い出した。

それで、今は「瞬間移動」をしているつもりで弾いている。すると、不思議なことに少し速く弾けるようになった?ような気がしている…(^^;)?

感覚的には、2つのキーの間を放物線ではなく直線的に移動している感じ。


もう一つ、速く弾けない箇所の代表が「オクターブ」系。ここは、確実にキーを押さえられないことから遅くなってしまっている。


なので、片手練習や、右手を親指だけとかオクターブ同時打鍵とか、手を変え品を変えて「確度」を上げる努力はしているのだが…。

ところで、再現部の練習を始めてから気がついたことがある。それは、このパターンは黒鍵が混じっていた方が弾きやすいかもしれない…ということ。例えばこれ(↓)。上と同じパターンで短調になっているだけなのだが、こちらの方が弾きやすい気がする。



再現部には、他にもいくつかの短調パターンが出てくるので、先にこちらを練習する方がいいのかも知れないと思い始めている。


これからの作戦としては、全曲を通して楽譜を見ないでも練習できるくらいの「暗譜」を先にしたいと考えている。

この曲の練習を始めてもうすぐ 1ヶ月になる。少し気合いを入れ直さないと…(^^;)。


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