2018年9月29日土曜日

ピアノを速く弾くコツ:離れたところへの跳躍とオクターブ

いま練習しているベートーヴェンのピアノソナタでテンポが上がらずに苦労しているので、ピアノを速く弾くコツとか練習方法を探している…という話を昨日の記事《あなたのピアノ椅子は身体にやさしい位置に置いてある?》に書いた。

昨日はちょっと面白い論文を見つけてしまったので、「ピアノの椅子の位置」という横道に話がそれてしまった。なので、テンポアップについては未解決である…(^^;)。

その後も「跳躍」とか「オクターブ」とかいろんなキーワードを組み合わせて検索するのだが、なかなかこれといった練習方法が見つからない。やはり、地道にコツコツ反復練習するしかないのか…?

とりあえず、見つけたものから参考になりそうな部分を試してみようと思っている。


現時点で、速く弾けないと分かっている箇所が 2つある。

その一つが第1主題(↓)の左手伴奏部分の赤い四角で囲んだ部分。ここの指使いは「5-4」でやっているが、その跳ぶところがなかなかスムーズに素早く行かない。



ここは、以前「瞬間移動」の意識を持つことで、少し速く弾けるようになった?ような気がしている…と書いた。

感覚的には、2つのキーの間を放物線ではなく直線的に移動している感じ…とも書いたのだが、これはどうも正しかったようだ。「低空飛行」と言っている人もいる。

ゆったりと跳躍する(遠くに跳ぶ)場合は、放物線のようにふわっと移動することもあるが、速度が必要な場合は「最短距離で」という説明が多い。


「瞬間移動」に加えて注意することを色んな記事から拾ってみると…。

  1. どの音を弾くかを完全に覚える
  2. 跳躍する距離を体で覚える
  3. 跳ぶ先の鍵盤を見る
  4. 跳びながら弾かない(次と同じ)
  5. 移動→目的のキー上で停止→垂直に打鍵
  6. 跳ぶ前の音もきちんと打鍵する
  7. 脇を締めて、肘から先を動かす感じ
  8. 脱力

5番目はよく言われることだが、瞬間的な動きなのでけっこう難しい。「脱力」は当然なのだろうが、色々と考えれば考えるほど力んでしまうような気もする…(^^;)。


もう一つ、速く弾けない箇所の代表が「オクターブ」系。ここは、確実にキーを押さえられないことから遅くなってしまっている。なので、ミスタッチを減らす必要がある。


上の「跳躍」のコツにあった「跳ぶ先の鍵盤を見る」は、この場合どこを見るか?という問題があると思う。

ミスタッチする指としては、①左手、②右手の親指、③右手の小指、という 3種類あるわけだが、③の小指は見ていない。これはオクターブの感覚を指で覚えるしかない。

①と②もオクターブ離れているので、同時に見ることはできない。なので、①と②の真ん中あたりをぼんやり見て両方意識する…ということしかないのかな…?


オクターブの練習方法などは、検索すると色々と出てくるのだが、結局は繰り返し練習して慣れるしかない…ということになりそうなものが多い。

意識の持ち方も色々だ。オクターブ(同時打鍵)の場合は親指に力が入りやすいので、親指の脱力を意識すべしとか、親指だけで弾くつもりで小指は自然にオクターブの位置を打鍵するのが望ましいとか、高音部(小指)を強調するときは逆に小指だけで弾くつもりで…とか…。

なので、上にあげた楽譜の箇所では、いくつかの練習方法をやってみるつもりだ。

  1. 普通に片手練習
  2. 右手は親指のみ
  3. 右手は小指のみ(意味あるのか?)
  4. 右手は親指と小指の同時打鍵
  5. 1小節単位で少し間を置いてみる

5番目は練習中に自分で思いついたもの。小節ごとにひとまとまりにして、その間にほんのわずかの間を置くとミスタッチが減るようなのだ。なので、その「間」をだんだん短くして行けばいいのでは?と思ったわけだ…(^^)♪


まだ他にもテンポアップを阻害している箇所があるはずだが、まずは上の 2つを早くクリアしたいと思っている。

2 件のコメント:

サイトー さんのコメント...

離れたところへの跳躍は難儀ですね。
即効薬は無いです。ひたすら練習しかないでしょう。そう思います。

ぴあ さんのコメント...

サイトー さん、
コメントありがとうございます。
そうですか…、やはり「即効薬」はないんですね…。大人になってピアノを始めた私としては、大人の悪知恵?を振り絞って、なんとか「近道」がないものかと日々悪戦苦闘しているのですが…(^^;)。「ひたすら練習」頑張ってみます ♪