ブラームスの曲(間奏曲 Op.117-1)を練習しながら、ブラームスのことも勉強していて、そういえば「ブラームス・ピアノコンクール」みたいなものはあるのかな?と思った。
Wikipedia によると、「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」という名前で、ピアノだけでなく、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、声楽、室内楽と6つもの部門があり、しかも毎年行われているとのこと。
期間は、9月3日〜11日で、開催地はオーストリア南部、ケルンテン州のペルチャッハ(Pörtschach→下の地図の⭐️印)。
ここは、ブラームスが1877〜1879年(44〜46歳)の夏に過ごした避暑地で、交響曲第2番、ヴァイオリン協奏曲などの重要な曲が生み出されている。ピアノ曲では、作品76「8つの小品」、作品79「2つのラプソディー」がある。
このコンクール、けっこう日本人が活躍している。こんな感じ(↓)。
2012年:1位 佐藤麻理、2位 黒田佳奈子
2013年:1位 Atsuko KINOSHITA、3位 Mari SHIBUTA
2014年:2位 Hitomi NAKAYAMA
2015年:1位 安藤真野
Wikipedia によると、特徴は採点方法で、「一人ずつ演奏が終わった後に審査員全員が技術点と芸術点と2種類の点の書かれた札を公表し、その場で誰に何点付いたのかが分かる仕組み」だそうだ。
Facebook にその写真があった。昔の器械体操か何かの採点みたいで、ちょっと面白い♪
ちょっと驚いたのは、賞金があまり高くないこと。優勝しても EUR 2,500 なので、115円/ユーロとして29万円弱。2位が約17万円。3位に至っては "Certificate"(賞状?)のみ。
公式サイトはあまり見やすくはないのだが、募集要項のようなページを見つけた。
ラウンド1が15分、ラウンド2とファイナルが35分のソロ・リサイタル形式で、コンチェルトはないようだ。
…ところが、なんと「2016年はピアノ部門はない」と書いてある!? 上のラウンドや課題曲の説明は2015年のもの(参考までに…)で、2017年は変わるかも知れない、とのこと…。
せっかく、ここまで調べたのに、なんという結末!!
それにしても、日本人が、ブラームス国際コンクールで強いのはなぜなんだろう? ブラームスの曲が日本人にあっているとか…??
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