今年は、ここまでバッハを2曲(平均律)とシューマンの小曲を2曲(「森の情景」から)を練習してきたのだが、ここにきて、何となくこのあとどうしようかと思っている。
次の選曲ということもあるが、それよりも「方向性」というか、何を目指して練習するかみたいな、ちょっと漠然とした悩み?というか「もやもや」感…。
趣味&ボケ防止のピアノ練習を初めて4年目になる。ときどき、思い出したようにこの「もやもや」が顔を出すのだが、以前は「いい音楽とは?」とか「現代音楽はなぜ分からないのか?」とか、音楽に関するモヤモヤが多かった。
最近は、どうも自分のピアノの練習とか上達(しないこと…)に関するモヤモヤが増えたような気がする。このブログを振り返ってみると、1カ月前にも書いている。
ちなみに、この記事につけた絵(↓)は "Winnie-the-Pooh"(くまのプーさん)。A.A.ミルンの原書にあるE.H.シェパードという人の挿絵である。個人的には、ディズニーよりこちらの方が雰囲気があって好きだ。
さらに、ちなみに言うと、このブログのURLにつけた "think-think" は、Winnie-the-Pooh が考えるときの口癖からとっている。空っぽ?の頭でも一生懸命に考えようとする姿がとてもいい ♪
私自身の「ない知恵」を絞る姿と重なっているような…(^^;)。
それはさておき、「もやもや」である…。(最近、歳のせいか「前置き」が長すぎるような…)
今回の「もやもや」の中身は、比較的はっきりしている(かな?)。簡単に言うと、曲の難易度を上げるのか、弾き方の質を上げるのか、ということになると思う。
今年の目標で「ピアノの腕を上げる」と宣言したのだが、その中身の「難易度アップ:15→17」と「楽に弾ける弾き方を習得」の2つのテーマのどちらを優先するか、ということにもなりそうだ。
実は、いま練習しているシューマンの2曲は、難易度で言うと28段階の15、つまり今の自分の実力レベル。なので、楽勝かと思いきや、予想をはるかに超える苦戦を強いられている。シューマンやロマン派に対する苦手意識を差し引いても、ちょっとショックを感じるくらいの苦戦である。
この曲で、比較的余裕を持って弾けて、「ラクに弾く」ことができるようになれば…、という目論見はあえなく崩れてしまった。
…というところで、次、じゃあどうしよう?という状況が、今のモヤモヤの正体らしいのだ。
こういう状態におちいる前は、去年シューベルトをやって、今年シューマンをとりあえずやって、なんとなく次は苦手御三家?の残り、ブラームスかと思っていたのだが…。
ちょっと、自信を取り戻すためにも得意な作曲家に行ってみようか、などと迷い始めているのだ。といっても、得意なものがそうあるわけではないが…。
3年ほどの短い経験からあえて言えば、ベートーヴェンは何となくあっている気がする。少々難しくても、なんとなく取り組める気がする。ドビュッシーのアラベスク第1番とか、ベルガマスク組曲の前奏曲は思ったよりうまく弾けたような気がする。
5月いっぱいは、どこまで仕上がるかはさておき、とりあえずシューマンを終わりにするつもり。なので、そろそろ次を考えなくては、と思っているところ。
ブラームスは以前に考えたとき(下記記事)には、けっきょく候補曲が見つからなかった。
ベートーヴェンをやるとしたら、ソナタの中から比較的易しい楽章を探して、ということになるかな…。それとも、少し広く探してみるか…。「ディアベッリ」から弾けそうな変奏をいくつかやってみるとか…?
こうなったら、思い切って久しぶりに「選曲週間」を設定して、練習はしないで選曲に集中しながら「方向性」を探ってみるか!? まぁ、そういう手もありそうだ…。
シューマンを練習しながら、次の一手を考えてみることにしよう。
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