シューマン「森の情景」の「3. 孤独な花」と「6. 宿屋」を練習中であるが、相変わらず不調である。今週末で1カ月になるというのに…。ということで、前回に引き続き、今回もグチです。
…というわけにもいかないので、ちょっと本気で考えてみた。(これまでも本気でやっていなかった訳ではないのだが…)
まず「初心に帰る」ということ。
弾けてないところは、「本当にゆっくりのテンポで、曲の1音1音をしっかりつかむ」ことをもう一度やろうと思う。これは、《近況:何日サボると腕が落ちるのか?》というだいぶ前の記事に戴いた貴重なコメント(↓アドバイス)である。
・まず曲の1音1音をしっかり掴む事から始めます。
テンポは、本当にゆっくり。
・お相撲さんは、足の指で砂をつかむように
ピアノも指で鍵盤を掴む事が大切です。
それと、思い出したが、今年の目標のひとつが「楽(ラク)に弾ける弾き方を習得」することであった。今年の初めに再読してまとめた「読書メモ」(下記の記事)を読み返して、「弾き心地」を感じながら弾くことを再確認したい。
ところで、この曲を始めたころ、難所らしいものは見当たらない、みたいなことを言っていたのだが、それは訂正したほうがいいようだ。
たしかに、手も足も出ないとか、相当に部分練習を重ねないと無理、みたいな感じはしないのだが、いつも引っかかる場所はやはり「難所」なのだと思う。譜面(ふづら)というのか、簡単そうに見える音符たちの佇まいに惑わされてはいけない…。
で、とりあえず、現時点での主な「難所」を認定?しておきたい。自分自身に言い聞かせるためにも…(^^;)。
一つ目は「 孤独な花」のここ(↓)。
この右手の指使いが頭に入らない、というのか「手(指)につかない」。自分なりの指使いに変えたり工夫はしているのだが、どうも苦手なパターンのようだ。「ゆっくり1音1音」をやってみようと思う。
2つ目は同じく「孤独な花」から…。
ここは、ソプラノとアルトの音が交差するところと、左手の「3→2→4→1」と指を置き換えていく部分。左右両手とも苦手パターンの組み合わせになっているらしい。
3つ目は「宿屋」から(たくさんあるので)代表的な箇所。
ここは、私の苦手パターンのベスト3に入る「スタカート」。しかも「右手→左手」で、反対側の手にはスラーまでついている…。
それと、「反対側」にある真ん中の8分音符、これがなかなかうまく入らない。なくてもいいじゃん!と思いたいのだが、この辺りも(たぶん)シューマンらしさなのだろう…。
この他にも、よくみると、いつも引っかかる「難所」がたくさんある。それぞれを、甘く見ないで、「難所」であることをすなおに?認めて、「初心」に戻り「虚心坦懐」に練習したいと思う。
それ以外にも、もともとある全体的な課題、「スタカート」「弾む感じ」「メロディーを歌うこと」「ペダル」などなども忘れないように…。でも、当面は「引っかかる箇所」の撲滅運動に邁進したいと思うのである(決心)!!
今日も一句。
分け入っても 初心に帰れば 森の出口も
(俳句でもリズム感悪いな…(^^;)…)
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《近況:シューマン「森の情景」難所だらけ?(グチ…)》
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