ハナミズキ 秋の姿 |
◆速く、大きな音でピアノを叩くということは、立派に弾くことをまったく意味しない。
◆響く音を出すために、弾いた後の音を聴く。
◆音の練習の一つ。美しいメロディーの(例えばショパン作品の)パッセージをおおいにテンポを遅くして弾くこと。その美しさを拡大鏡で素晴らしい絵を見るように精緻に味わうこと。
◆ラクに弾くために、内部の感覚「今の弾き心地」に意識を向ける。
⋯宇治田かおる《読書メモ:からだで変わるピアノ》
◆まず丹田に力をこめて息を吸い、ついで身体を前屈させて息を深く吐きながら脱力する。こうすると肩までリラックスできる。
⋯岡田博美 『我が偏愛のピアニスト』(青柳いづみこ)
◆〈指の力〉とは、実際には、いかなる荷重にも耐えている指や手の安定性に過ぎない。
◆掌がしっかりするまでは手首を固めておくように言われた…。普通は手首を柔軟にしろと指導するが、全部抜くとよりどころがなくなる…。
⋯柳川守 『我が偏愛のピアニスト』(青柳いづみこ)
◆音楽のリズムは、ミーター的(機械的)であってはならない、けいれんや不整脈のようであってもならない、生き生きとした「律動」であるべきである。
◆クレッシェンドの頭は p で、ディミヌエンドの頭は f で弾く。
◆機械的なメカニスム練習より「ピアノを自然に歌わせること」を心がけること。よく訓練されたメカニスムとは美しい音を上手にニュアンスをつけて弾けること。指は「均等」でなくてよい、その指に固有なタッチの魅力を損なわない、逆にそれを十分に活かすよう心がけるべき。
⋯ショパン 『ピアノを弾く手』(酒井直隆)
◆演奏家が絶えずみずからに問いつづけなければならない三つの問いは、なぜ、どのように、なんのために、である。
⋯バレンボイム《「バレンボイム音楽論」:音と思考(2/2)》
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