昨日のニュースを見てビックリ!というか、何というか、楽しみにしていたヨーゼフ・モーグのリサイタルが急遽キャンセルとなった。ラ・フォル・ジュルネのサイトによると、
「ピアニスト ヨーゼフ・モーグ氏は、健康上の理由により、来日中止となり出演することが出来なくなりました。… チケットをお持ちのお客様は、現在お持ちのチケットで新しいプログラムをご覧頂けます …」
ということである。ラ・フォル・ジュルネ初登場なのに!
チケットを買ったコンサートのキャンセルは、昨年のブレハッチに続いて2回目である。どうも、このところチケット運(ピアニスト運?)に恵まれない…。年に2~3回しかチケットを買わないのに、何という確率の高さ! プロなのだから、健康管理も仕事のうちだろう…。
で、気を取り直して「新しいプログラム」を確認してみる。
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op.27-2 「月光」
ラヴェル:鏡
曲目は、まあ悪くない。アンヌ・ケフェレックさん、名前は聞いたことがあるような気もするが、演奏を聴いた記憶はない。
まず Wikipedia で調べてみる。
アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec, 1948年1月17日 - )は、パリ生まれのフランスのピアニスト。
5歳でピアノの演奏を始め、1964年にパリ音楽院に入学。1965年にピアノで、1966年には室内楽でそれぞれプルミエ・プリ(1等賞)をとる。その後、パウル・バドゥラ=スコダ、イェルク・デームス、アルフレート・ブレンデルに師事し、1968年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝した。
ソロ・ピアニストとして有名であるばかりではなく、室内楽の分野でもよく知られている。共演者は、カトリーヌ・コラール、ピエール・アモイヤル、フレデリック・ロデオン(Fréderic Lodéon)、イモージェン・クーパーなど。
1990年にはヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジク(フランス音楽業界賞)で年間最優秀演奏家賞を受賞。
YouTube でいくつかの演奏を聴いてみた。バッハ、ヘンデル、ショパンなど。まあ、悪くない。女性ピアニストにしては、しっかりしたやや骨太な感じのするタッチである。くっきりした音の響きは好感がもてる。もしかすると、ベートーヴェンなんかが合っているのかもしれない。
まあ、これも何かのめぐり合わせと思って、期待して出かけることにしよう。ちなみに、今日はステファニー・アルゲリッチさん(映画監督)の講演(ドキュメンタリー映画『アルゲリッチ(仮題)』特別上映つき)を聞きに行くことにした。
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