少し早いのだが、次の選曲を考え始めた。ラ・フォル・ジュルネ以来、フランスの作曲家とピアノ曲を調べて聴いてきた。それもあって、次はフランス物の、できれば「近現代」といわれるものをやってみたい、と考えている。
聴く音楽としては、フランスのピアノ曲はとてもいいのだが、自分が弾くとなると話は別である。素晴らしい音の響きは、和声の難しさや速いパッセージになる。しゃれた雰囲気は、独特なリズム感(ときにポリリズム)や難しい強弱と微妙なルバートになる。
それでも、「やってみなければ分からない」という根拠のない無謀さと、「なにごとも修行」という楽観主義で、とりあえずは「選曲」にとりかかることにした。
まずは、フランスの作曲家をピアノ中心にまとめてみた。代表曲と思われる作品と、自分が弾ける「かも知れない」候補曲を一覧表にしてみた。
こうしてみると、やはりドビュッシーとラヴェルが際立っているような気がする。そのわりには、ドビュッシーの曲は思ったほど聴いていない。候補曲もたくさんありそうである。ラヴェルは曲はけっこう知っているのだが、残念なことに弾けそうな曲がほとんどない。
今回調べた、知らない作曲家の中で、弾けるかもしれない作品がありそうなのが、ケクランとアーンである。ただ、「ソナチネ」という名前だけで判断している部分もあるので、実際に楽譜にあたってみないと分からないが…。
とりあえず、弾ける「かもしれない」曲(無理かもしれないが…という曲)を抜き出してみると、こんな感じ(↓)である。
- アルカン:ソナチネ イ短調 Op.61
- シャブリエ:牧歌(10の絵画風小品集)
- フォーレ:シシリエンヌ
- ドビュッシー:月の光(ベルガマスク組曲)
- ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女(前奏曲)
- ドビュッシー:夢想
- ドビュッシー:アルバムリーフ
- ドビュッシー:子供の領分
- サティ:ジムノペディ
- サティ:グノシェンヌ
- ケクラン:エスキス Op.41
- ケクラン:4つの新ソナチネ Op.87
- セヴラック:古いオルゴールが聞こえるとき(休暇の日々から)
- ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
- アーン:ワルツ 第1番
- アーン:ソナチネ ハ長調
- プーランク:エディットピアフを讃えて(即興曲)
フォーレとドビュッシーあたりはもう少し候補曲があるかもしれない。とりあえずは家にある楽譜を少しみてみようと思っている。
とはいえ、バッハのフーガの先が見えない中、さてどうしよう?という現実問題もあるのだが…。
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