不思議な構成の作品である。平均律曲集のような「前奏曲とフーガ」にアレグロが付いている。「三位一体」の意味もあるとか…?
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BWV998
🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia
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YouTube では、気に入ったリュート演奏が見つからなかったので、まずは(11弦)ギターによる演奏を聴いた。1978年のパリ国際ギターコンクールでのライブ録音なので音質は良くないが、演奏はなかなかいい ♪
「組曲 ホ短調」BWV996 でも登場したスウェーデンのギタリスト、イェラン・セルシェル(Göran Söllscher、1955〜)がこのコンクールで優勝したときの演奏。
リュートの演奏では、ラウテンヴェルクによる「パルティータ ハ短調」BWV997の演奏で登場したゲルゲイ・サルコジ(Gergely Sarkozy)の演奏があったので聴いたみた。
…のだが、この演奏はあまり面白くなかった。前奏曲は精彩がない印象だし、アレグロは響きが残らないような弾き方をしているのだが、あまり効果的とは思えない…。
それに、曲の順番がなぜか「アレグロ→フーガ」の順になっている。バッハの自筆譜には Allegro の最後に "Fin" と書いてあるそうなので、その順番でいいと思うのだが…。
次に見つけたのは、スウェーデンのリュート奏者、Jakob Lindberg(ヤコブ・リンドベルイ、1952〜)の演奏。これは、まぁ悪くない…。
使用楽器は "13-course Baroque Lute by Michael Louwe, Oxford 1981"。
チェンバロの響きもいい感じだ ♪
最後に、スヴャトスラフ・リヒテルによるピアノの演奏を聴いた。この曲は現代ピアノには合わないかな?と思っていたのだが、そんなことはまったくなく素晴らしい演奏だ ♪
やはり、個人的にピアノの音が好きみたいだ…(^^)♪ ギターの響きが好きな人にとっては現代ギターの演奏が気にいるんだろうなぁ…たぶん…。
以上、主な参考記事は下記。
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