2021年9月16日木曜日

Bach100: 前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998 好きなのはリヒテルのピアノ?

「J.S.Bachの作品100曲を聴く」《Bach100BWV🎧》プロジェクト、今日はリュート(またはチェンバロ)のための「前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調」BWV998 。

不思議な構成の作品である。平均律曲集のような「前奏曲とフーガ」にアレグロが付いている。「三位一体」の意味もあるとか…?


BWV998 🎼バッハ(1685-1750)の作品一覧/Wikipedia


YouTube では、気に入ったリュート演奏が見つからなかったので、まずは(11弦)ギターによる演奏を聴いた。1978年のパリ国際ギターコンクールでのライブ録音なので音質は良くないが、演奏はなかなかいい ♪

「組曲 ホ短調」BWV996 でも登場したスウェーデンのギタリスト、イェラン・セルシェル(Göran Söllscher、1955〜)がこのコンクールで優勝したときの演奏。



リュートの演奏では、ラウテンヴェルクによる「パルティータ ハ短調」BWV997の演奏で登場したゲルゲイ・サルコジ(Gergely Sarkozy)の演奏があったので聴いたみた。

…のだが、この演奏はあまり面白くなかった。前奏曲は精彩がない印象だし、アレグロは響きが残らないような弾き方をしているのだが、あまり効果的とは思えない…。

それに、曲の順番がなぜか「アレグロ→フーガ」の順になっている。バッハの自筆譜には Allegro の最後に "Fin" と書いてあるそうなので、その順番でいいと思うのだが…。


次に見つけたのは、スウェーデンのリュート奏者、Jakob Lindberg(ヤコブ・リンドベルイ、1952〜)の演奏。これは、まぁ悪くない…。

使用楽器は "13-course Baroque Lute by Michael Louwe, Oxford 1981"。



チェンバロの響きもいい感じだ ♪



最後に、スヴャトスラフ・リヒテルによるピアノの演奏を聴いた。この曲は現代ピアノには合わないかな?と思っていたのだが、そんなことはまったくなく素晴らしい演奏だ ♪

やはり、個人的にピアノの音が好きみたいだ…(^^)♪ ギターの響きが好きな人にとっては現代ギターの演奏が気にいるんだろうなぁ…たぶん…。



以上、主な参考記事は下記。

✏️ バッハとリュート(2) バッハのリュート独奏(音楽の部屋>バッハと音楽)

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