ぴあのピアノ♪: Bach.KB.BWV976：協奏曲第5番ハ長調、イーヴォ・ヤンセンとカツァリス ♪

2024年3月12日火曜日

「J.S.バッハの全鍵盤作品を聴く」プロジェクト、『バッハの鍵盤音楽』の第8章「協奏曲編曲」から、今日は BWV976「協奏曲第5番」ハ長調。

原曲はヴィヴァルディの協奏曲集 Op.3 の最後を飾る堂々たる作品「ヴァイオリン協奏曲ホ長調 RV265」。

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バッハは 1713〜1714年頃に、数人の作曲家による 20曲ほどの協奏曲を鍵盤楽器用に編曲している。オルガン曲 5曲と手鍵盤用作品 16〜17曲である。これらは単なる編曲にとどまらない優れた鍵盤楽曲となっている。

元になったのは、当時オランダに留学していたヨハン･エルンスト公子がヴァイマルに持ち帰った多くの楽譜で、ヴィヴァルディ、マルチェッロ兄弟、トレッリ、テレマンなどの作品が含まれていた。

エルンスト公子は、これらの作品と自作の協奏曲の編曲をバッハ等に依頼した。

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BWV976 は Allegro、Largo（↓）、Allegro の 3楽章構成。

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ピアノによる演奏（音源）はあまり多くない。今回はバッハの鍵盤作品全曲を録音しているイーヴォ・ヤンセンの演奏が気に入った。何と言っても元気なのがいい ♪

緩徐楽章（第2楽章 Largo）の繊細さはカツァリスの方がいいと思うのだが、この作品ではちょっと派手なくらいな勢いがある方が合っていると思う。

イーヴォ・ヤンセン（Ivo Janssen、オランダ、1963 - ）

♪ Conciertos Piano Bach BWV 972-987：アルバム
（BWV976：トラックNo.13〜15）

💿 Transcriptions of Concertos after Vivaldi and others by Ivo Janssen

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シプリアン・カツァリス（Cyprien Katsaris、仏、1951 - ）

♪ Cyprien Katsaris - The Sony Recordings：アルバム

（BWV976：トラックNo. 13〜15）

💿 Cyprien Katsaris: the Sony Recordings

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BWV976 のチェンバロでのお気に入り演奏を探す中で面白いものを見つけた。

ヴィヴァルディの協奏曲集『調和の霊感』の全 12曲と、バッハ編曲の 6曲（チェンバロ 3曲、オルガン 2曲、4台のチェンバロのための協奏曲）をすべて録音したアルバムである。

チェンバロと指揮を担当しているのはリナルド・アレッサンドリーニ（Rinaldo Alessandrini、伊、1960 - ）という人。なかなか素晴らしい演奏だと思う ♪

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出典：

📘『バッハの鍵盤音楽』（小学館、2001年、デイヴィッド・シューレンバーグ著）

✏️バッハと協奏曲（音楽サロン）

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