2022年8月15日月曜日

ピアノ練習:選曲で迷走中、メリカント、シマノフスキ、シーボーン、シルヴェストロフ…

一昨日あたりから次の選曲に取り掛かっているが、もともと候補曲もないまま始めたので、やや迷走中だ…(^^;)。下記は候補の一つ、メリカントの "Valse Lente"。




せっかく《鍵盤音楽史:現代》で現代ピアノ曲を聴いているので、その中から選ぼうかとも思っていたが、ほとんどが難しい曲でとても歯が立ちそうもない。それに、楽譜の入手という大きな問題もある。

それでも、YouTube の画面に表示される楽譜などで、次の 2曲は試し弾きをしてみた。ペルトの方はちょっといいかも?…とは思っているが物足りないかも…?

  • ミロシュ・マギン:祖国への郷愁
  • アルヴォ・ペルト:アリヌシュカの回復による変奏曲


それで、《鍵盤音楽史:現代》の作曲家(1900年生まれ以降とした)を選ぶときに除外した、1899年以前に生まれた作曲家から選ぶことを考えた。

最初に作ったマップ(↓)の、ドビュッシーからプーランクである。


とりあえず、オスカル・メリカント、バルトーク・ベーラ、カロル・シマノフスキなどを見てみた。このあたりは IMSLP で楽譜を見ることができる。

バルトークは「ミクロコスモス」の印象から、シンプルで弾きやすい曲があるかと思っていたが、ざっとみた感じでは意外と難しい曲が多く、候補曲は見つからなかった。


オスカル・メリカントについては、ずいぶん前にこのブログのコメントで教えてもらって気に入ったのだが、当時はまだ弾けそうもなかったので、 [ピアノ練習曲候補リスト] に 2曲入れてそのままになっている…(^^;)。


今回、YouTube で聴いて気に入ったのは「ワルツ・レント」という曲。


…で、次の 3曲を一応候補としておく。[ ] 内の数字は「28段階難易度」

  • ロマンス Op.12 [19]
  • 牧歌(Idyll)Op.73-1 [14]
  • ワルツ・レント Op.33 [13]

この 3曲はいずれも『メリカント ピアノアルバム』(全音)に入っている。


シマノフスキは、難易度が高いことを承知で YouTube を探してみた。次の二つが気に入ったので、IMSLP で楽譜を探してトライしたのだが、あえなく撃沈した…(^^;)。




あと、作曲家自身のサイトで楽譜を公開しているピーター・シーボーンのことを思い出した(↓)。"STEPS" というピアノ作品集を継続的に発表している。


かなり難易度が高い曲が多いのだが、1曲くらい弾けそうな曲がないか、少しだけ試し弾きしてみた。…が、こちらもすぐに諦めた…(^^;)。


そして、《鍵盤音楽史:現代》の 30人目として今日から聴き始めたのがヴァレンティン・シルヴェストロフ。現在、ロシア侵略戦争のため、キーウからベルリンに避難しているウクライナの作曲家である。

現代音楽の作曲家だが、1970年代以降は「クラシック音楽」に回帰し、最近は美しいピアノの小品集などを多く出している。


上の記事を書いたときには、エレーヌ・グリモーの弾くバガテルを聴いたのだが、バガテル全集のような音源(↓)を見つけたので聴いてみた。

ピアノ:Peter Bannister

以下の作品が入っている。
  • 3 Bagatelles Op. 1 (2005)
  • 4 Stücke Op. 2 (2006) 
  • 3 Waltzes with Postludium Op. 3 (2005-2006) 
  • 3 Bagatelles Op. 4 (2006)
  • Postludium Op. 5 (2005)


もう一つ、美しい作品集を見つけた(↓)。ピアノは Tomasz Kamieniak という人。


収録曲は下記。
  • 3つのワルツ Op.62
  • 2つのワルツ Op.74
  • 5つの悲歌 Op.35
  • 4つの小品 Op.63
  • 3つの小品 Op.80
  • 4つの小品 Op.97
  • 瞬間の旋律 Op.145
  • 3つの小品 Op.9

元の CD は下記。




この CD(↓)も取り上げられることが多いようだ。

💿シルヴェストロフ:ピアノ作品集
ピアノ:Elisaveta Blumina


収録作品は下記。
  • Naive Musik 素朴な音楽 (1954-55, rev.1933)
  • Der Bote (The Messenger) 使者 - version for piano (1996/97)
  • 2 Waltzes. Op. 153 2つのワルツ (2009)
  • 4 Pieces, Op. 2 4つの小品 (2006)
  • 2 Bagatelles, Op. 173 2つのバガテル (2011)
  • Kitschmusik キッチュ・ムジーク (1977)

YouTube にプレイリスト(↓)がある。



…といった感じで、今のところ「迷走」している…というのが実感。

ちなみに、途中でショスタコーヴィチ、シューマンなどの楽譜も取り出してみたが、これといった曲は見つからなかった…。

まぁ、ジタバタしているうちに何となく方向性が出てくるだろう。…ということを、期待しながら、試し弾きを続けようかと思っている ♪



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