数日前から次の曲を考え始めたのだが、たまたま聴いたリフシッツの CD が決め手となった ♪ バッハのトッカータと現代作曲家のピーター・シーボーンの曲が入っている。
最初は、シーボーンのピアノ曲の楽譜が公開されているので、現代曲でもやってみようか?…と思っていたのだが、楽譜を見ると弾けそうもないので、バッハになった ♪
でも、いずれシーボーンのピアノ曲の中で弾けそうなものを探して挑戦してみたい…と考えていたりもする…(^^;)?
バッハのクラヴィーア用の「トッカータ」は BWV910〜BWV916 の 7曲がある。
これらは初期(20歳前後)の作品であるが、一つの作品集を意図したものではなく、様々な先人達(ブクステフーデ、パッヘルベルなど)の作品を研究しながら、その成果を自らの作品に反映させていった過程の一つとして出来上がってきたものと考えられている。
各曲の難易度と作曲年代(推測)はこんな感じ(↓)。
BWV910 :23 [7] 1708-
BWV911 :22 [7] 1708-
BWV912 :22 [7] 1703-07
BWV913 :21 [6] 1703-07
BWV914 :22 [6] 1707-08
BWV915 :24 [7] 1707-08
BWV916 :23 [6] 1708-
「:23」等は 28段階難易度、[ ] の中の数字はヘンレ社の 9段階難易度である。微妙に違っているが、BWV914 はこの中では比較的易しいのかも(ヘンレ社では中級の上)。
ちなみに、28段階難易度の田所先生のコメントでは「914.フーガが面白い。トッカータの中では913と並んでお勧め」とある ♪
BWV914 は、前奏、第1フーガ、間奏、第2フーガという 4つの部分から構成されている。演奏時間としては 7〜8分のようだ。
- Moderato 3/2:13小節
- (Fugato) Un poco allegro 4/4:28小節
- Adagio (Quasi Fantasia) 4/4:29小節
- Fugue (a 3 voci) Allegro 4/4:72小節
最初の 3つが前半部分で、後半部分のフーガがメインとも考えられる。第1フーガは二重フーガとなっている。間奏部分はクロマティックな走句が特徴である。
YouTube にはソコロフ、グールドなどの演奏も上がっているが、今回は一番新しい録音であるリフシッツの演奏をお手本にしようと思う。
チェンバロの演奏では、このオランダバッハ協会(久しぶり…(^^)♪…)の動画が良かった。弾いているのは Bart Jacobs(1976-)というオランダのオルガン、チェンバロ奏者。
《オランダバッハ協会の"All of Bach"プロジェクト:率いるのは佐藤俊介 ♪》
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参考記事:
✏️バッハの7曲のトッカータ、バッハの初期の鍵盤楽器のための作品を聴く(その3)(私的CD評)
【関連記事】
昨日・今日と譜読みをしているが、練習の順番としては最後のフーガから始めようと思っている。一番好きなところであるし、一番難しそうなので…(^^;)?
3声ではあるが、テンポが速いのと動きが結構激しいので、たぶん相当に苦労すると思う。
今年はバッハの曲が多い。これで 4曲目。まぁ、好きな作曲家だし、このところフーガが気に入っているようなのでよしとするか…(^^)♪
参考記事:
✏️バッハの7曲のトッカータ、バッハの初期の鍵盤楽器のための作品を聴く(その3)(私的CD評)
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