昔聴いているはずだが、ほとんど印象に残ってなかった…(^^;)。お気に入り演奏を見つけるのにちょっと苦労した。そして、またまた新しいチェリスト発見 ♪!
BWV1010 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
*
*
*
*
*
*
【関連記事】
BWV1010 🎼バッハの作品一覧/Wikipedia
第4番は演奏頻度が少ないのか、YouTube の検索で出てくる音源も少ない。結局 YouTube ではお気に入りの演奏を見つけることができず、Spotify で CD を探すことにした。
Spotify で何人かの演奏を聴いているうちに遭遇したのが Sebastian Klinger(セバスティアン・クリンガー)というチェリスト。柔らかい響きが魅力的な演奏だ。
で、YouTube で名前を入れて検索すると、おそらくこの CD のものと思われる音源があった。(YouTube の検索精度の改善は無理なんだろうか…(^^;)?…)
録音時期が "June, July & Sep.2007" とあるので、上の CD と一致する。使用楽器も書いてあって、Camillus Camilli(カミルス・カミッリ:マントヴァ1736年頃)とある。
"A=420Hz" という表記もあるので、通常の A=440Hz よりもかなり低い調弦になっている。柔らかい響きは、教会での録音であることとこの調弦が影響しているのかも…。
ちなみに、この CD の紹介記事(↓)に 第6番の使用楽器が「5弦のチェロ(セバスティアン・クリンガーの父による2006年製)」と書いてあるので、父親は弦楽器製作者のようだ。第6番のときには是非聴いてみようと思う ♪
✏️バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) (Tower Records)
セバスティアン・クリンガー(Sebastian Klinger、1977〜)は、日本ではあまり知られていないのか、日本語のプロフィールは見つからなかった。
以下は、本人のサイト( https://www.sebastian-klinger.com )からの抄訳。
1977年、ミュンヘン生まれ。スペインで育ち 6歳からチェロを学ぶ。その後、ザルツブルクとウィーンで Heinrich Schiff に師事。ベルリンでは Boris Pergamenshikov に学ぶ。
2001年には "German Music Competition" で優勝し、その後ドイツなどヨーロッパを中心に活躍する。カーネギーホール、ウィグモアホールなどでも演奏している。
共演者のなかには、ヴァレリー・アファナシエフ、キット・アームストロング、ラン・ラン、イゴール・レヴィットやギドン・クレーメルなどが含まれる。
上に紹介した無伴奏チェロ組曲の CD は、フランスのディアパゾン・ドール賞(Diapason d'Or)を獲得している。
ところで、この曲の私の「お気に入り」度に一番影響したのは、冒頭(↓)の弾き方かも知れない。ここで、心が引き込まれるものと、離れていってしまうものが分かれるのだ。
チェリストによって弾き方(解釈)がまったく異なる。
レガートでフレーズ感を強調するもの、一音一音を同じような強さ・弾き方で弾くもの、一音目を切り離して強調しているもの、全体をスタッカート気味に弾くもの…と様々な演奏がある。テンポにも結構幅がある。
個人的には、セバスティアン・クリンガーのややスタッカート気味の柔らかな響きが一番気に入ったのだが、マルク・コッペイのレガートな演奏もいい感じだと思った。
前回、第3番の記事にも書いたが、ここまで、第1番から第4番までぜんぶ違うチェリストになっている。本当に不思議だと思う。
1番はヤーノシュ・シュタルケル、2番はマルク・コッペイ、3番はジャン=ギアン・ケラス、そして、第4番はセバスティアン・クリンガー…。
第5番・第6番でも新しいチェリストとの出会いがあるのだろうか…😊?
【関連記事】
0 件のコメント:
コメントを投稿