2021年1月7日木曜日

べレンス:左手を強化するピアノ教則本 ♪

今年の 1曲目として練習しているバッハのパルティータ…といっても第2番の中で一番やさしそうなサラバンドだけなのだが…、譜読み段階でやや苦労している。

原因の一つが左手かな?…と思って、左手だけの練習もしているのだが、今のところうまく行ってない。で、左手強化の方法など調べていたら「べレンス」という教本が出てきた。




「べレンス」(Berens Op.89)という名前は初めて聞くのだが、ピアノ教室のブログに、「…今でも時々取り出して使用するのは、ハノン、ピッシュナ、ベレンスだけです」などと書いてある記事(↓)もあって、それなりに有名なのかも…?

✏️ベレンス 左手のトレーニング(皆川ピアノスタジオ)


二部構成になっていて、前半の Book I には 46の基本練習(スケールやアルペジオ的なもの)があり、後半 Book II には短い練習曲が 25曲載っている。

最初はこんなの(↓)。YouTube に紹介動画もある。





Book II の 1曲目はこんな感じ(↓)。




後ろの方に行くと、かなり難しくなる。簡単には弾けそうもない…(^^;)。




冒頭の絵は英語版の楽譜の表紙。

Training of the Left Hand, Op. 89 

 


全音からも出ている。

ベレンス左手のトレーニング




この手の(メカニカルな)練習はあまり好きではないので、まぁ、気が向いたら少しやってみるかも知れない。

実は、それよりも「な〜るほど ♪」と思った記事(↓)を見つけたのだ。左手がうまくいかないときは「両手で練習しなさい」と書いてある…(^^;)?

✏️左手が上手になる練習方法(海野真理)


軽くメモしておくと…。

「両手で弾いた時に左手が上手く弾けない」場合は「両手になった時の不具合ですから、
やはり練習も両手でするべき」である。

両手で弾いて何が問題なのかよく見る。


一番多いのは「縦の線が合わない」こと。その原因は「左手の準備が遅い」ことにあるので、左手を意識する割合を増やすこと。

少し左手が先回りして右手を迎えるような気持ちで」弾くとよい。


「全く止まってしまう」場合は、「2つのことを同時に考えることが難しい」ことが理由なので、これも両手で練習するしかない。無理なら「リズム打ち」から…(^^;)。


「両手だとミスタッチが増える」というのは、緊張することに原因があるので、リラックスすること。「ミスタッチというのは、精神的なことが多い」そうだ。


…ということで、左手の強化法を探していたら、「両手で練習する」ことになってしまいそうだ…(^^;)。とりあえずは、練習している曲で「左手の準備を早くすること」を試してみようと思う。「左手が先回りして右手を迎える」という発想はなかった…(^^;)。



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