その中でちょっといいなと思った曲の一つがセザール・フランクの「プレリュード、フーガと変奏曲 Op.18」というもの。オルガンの曲を Bauer という人が編曲したものだ。
フーガと変奏曲は弾けそうもないが、プレリュードだけなら何とかなりそう。いい感じの曲だし…。弾き心地も悪くないので、とりあえず候補曲とした。
セザール・フランク(César Franck, 1822-1890)という名前は知っていたが、そのピアノ曲は聴いたことがないかも知れない。この曲も、バッハのピアノ曲を探しているときにたまたま見つけたもの(同じ CD に入っていたか何かで…)。
1822年生まれなので、同世代の作曲家は 1824年生まれのスメタナ、ブルックナー。フランツ・リストが10年ほど前の 1811年生まれ、ブラームスが10年ほど後の 1833年生まれ…という感じ。ちなみに、フランクはリストの影響を受けているそうだ。
J.S.バッハでも一つ見つけた。これまであまり聴いたことのない「ファンタジーとフーガ BWV904」である。これも、フーガは無理だがファンタジーの方は何とかなりそう。
弾き心地も悪くはないのだが、試し弾きした範囲では、ちょっとつかみどころのない印象。だから「ファンタジー」…(^^;)? 一応、候補曲に入れておくことにした。
バッハはもう 1曲見つけたのだが、こちらの方は弾いてみるとちょっと難しい感じで、あまりピンとこなかったので、とりあえず保留。
曲は「鍵盤楽器のための協奏曲集」の一つで BWV973 の第2楽章 Largo。原曲はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調。
前回「これから試し弾きをしてみるつもり」と書いた「協奏曲 ニ短調 BWV974 第2楽章 Adagio」も、上の「鍵盤楽器のための協奏曲集」の一つで、こちらの原曲は A.マルチェッロのオーボエ協奏曲。
こちらの方も試し弾きした感じでは、今一つピンとこなかったので保留。
ただ、この曲は有名な曲だそうで(私でさえ聴き覚えがあったくらい…)、第2楽章単独でピアノのレパートリーにもなっているし、原曲のオーボエ協奏曲も、オボーエの重要なレパートリーなのだそうだ。楽譜を再掲しておく(↓)。
こうやって見てくると、どうもゆっくりの落ち着いた曲に惹かれているようだ。テンポアップが課題の「テンペスト」ソナタ第 3楽章の反動かも…(^^;)。
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