オーケストラ、室内楽、ピアノ、歌劇、声楽といった「演奏種類」ごとに各都道府県での公演回数(2017年)が一覧表(↓)になっている。国内のコンサートをすべてカバーしているのかどうか分からないが、なかなか興味深いデータだ。
✏️演奏種類別・都道府県別公演回数一覧(PDF)
上図は、その中で「ピアノ」の公演回数を抜き出して、上位20位をグラフ化してみたものだ。青い部分は邦人ピアニストの公演、赤は来日ピアニストの公演回数。
当然のように東京がダントツ、というか「一人勝ち」状態。これを見る前のイメージは、関西圏が関東圏の半分くらいの数字はあるのかな〜と漠然と思っていたのだが…。
全国の数字(合計)は、邦人 1,550回、来日 384回、合計 1,934回なので、合計公演回数で東京は全体の 42%を占めている。
なお、文末に 47都道府県のランキング表を載せているので興味ある方はどうぞ。和歌山県は頑張って欲しい( 0回)。長崎は鎖国時代にも西欧との交流があったのに、10回中一人も海外の来日ピアニストがいないというのは?…あまり関係ないか…(^^;)。
そういえば、最近ピアノのコンサートは増えているんだろうか?と思いながら見ていたら、「演奏年鑑-音楽資料-」というページに「演奏種類別公演回数一覧」(PDF)という資料(へのリンク)を見つけた。
1994年から2017年までの「演奏種類別」公演回数のデータである。これもグラフにしてみた。下から上に年次が進む。青が邦人、赤が来日ピアニスト。
これを眺めると、この24年間ほどの間に、邦人ピアニストの演奏会は概ね 1,000回/年から 1,500回/年と増えているのに、来日ピアニストの方は大体 400回/年程度とまったく増えていない。これはちょっと残念…。
【47都道府県のピアノ公演回数】
(2017年 1月〜12月)
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