ぴあのピアノ♪: リーズ国際コンクール:コンペチタ24人の演奏を聴いてみた ♪

2018年8月12日日曜日

リーズ国際コンクール:コンペチタ24人の演奏を聴いてみた ♪

リーズ国際ピアノコンクールのオンライン配信サイト（medici.tv）が開設された。そこに、2次ラウンドに進む 24人のコンペチタの演奏（1次ラウンド）がアップされている。

24人もいるので、全員じっくり聴くという訳にはいかないが、ざっと聴いてお気に入りピアニストの候補を探してみることにした。

結果、割といいかな♪ と思ったのが 10人、その中でお気に入りになるかも？と思ったのが 3人。まぁ、ちょっと聴いただけなので、自信のほどはまったくないが…(^^;)。

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全体的に感じたのは、最初なので何となく硬い印象で、まだ実力を出せてないのでは？と思うピアニストも多かった。中には、第1ラウンドはこんなものでいいか？と少し手を抜いているのでは？と思う人もいたが…。

聴いたのは冒頭の5〜6分と2曲目あたりの5〜6分間。もちろん、コンペチタによってばらつきはある。すぐに好みじゃないと分かる場合もあるし、気に入ると少し長めになる。

文末のリストは、24人に対する直感的な「個人の感想」を 3段階でつけてみたもの。「A: 好きかも、B: 普通、C: 好みじゃない」くらいの感じ。とくに良さそうな 3人は「A+」。

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「A」をつけた人には一言コメントを書いてみたが、それで分かったのは、私自身の「好み」のポイント。

それは、音楽性、表現力（何かを表現しようという意思）、音、推進力・躍動感といったあたり。それと、文面には出てこないが、「聴いていて面白いかどうか」というのが最初の判断基準になっているような気がする。

「音楽性」というのは今ひとつよく分からない言葉だと思っていたのだが、より深い表現力、より高い次元での表現やその意思みたいなものではないか？と思い始めた。

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「A+」は、ロシアの Anna Geniushene、中国の Yilei Hao、韓国の Yoonji Kim の 3人。傾向はそれぞれ異なるが、表現力豊かで音も魅力的という点では共通している。

「A」は、Evelyne Berezovsky、Florian Caroubi、Eric Lu、Alexia Mouza、Jinhyung Park、Samson Tsoy、Yuanfan Yang の 7人。

この 7人は「甲乙つけ難い」…という訳ではなく、それぞれ特長があり甲乙つけてみたくなるくらい、私の好みで言うと幅があるという印象。

「A+」に近いのは、ギリシア/ベネズエラの Alexia Mouza。アメリカの Eric Lu はもっとうまいと思っていたのだが…、これだと「B」に近いかも…。

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ちなみに、5月に発表された24人の中で、韓国の Sae Yoon Chon の名前がなくなっているようだ。棄権したのか何かだろう。代わりにウズベキスタンの Tamila Salimdjanova という名前が加わっている。

まぁ、9月の 2次ラウンド以降は、各ピアニストの意気込みも変わって来るだろうし、だんだん調子を上げてくるコンペチタもいるだろうし…。正直言って、まだまだ分からないところだと思う。少なくとも、誰かが頭一つ抜けているという感じではなかった。

とりあえず、9月からの本選を楽しむ下準備はできた…(^^)♪

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【リーズ：コンペチタ24人の印象】

Jean-Selim Abdelmoula　27 Switzerland

C 選曲ミス？（Beethoven op.110）

Evelyne Berezovsky　27 United Kingdom

A 音と表現力

Florian Caroubi　28 France

A いい感じだがニュアンス不足？

Anna Geniushene　27 Russia

A+ 豊かな音楽性、音もいい

Salih Can Gevrek　26 Turkey

Yilei Hao　21 China

A+ 粒立ちのいい音と表現力

Mario Häring　28 Germany

Wei-Ting Hsieh　22 Taiwan