2016年10月12日水曜日

イサンユン国際音楽コンクールに日本人3人出場

10月29日から韓国のトンヨン(統営)で始まるイサンユン(尹伊桑)国際音楽コンクールに日本人ピアニストが3人出場する。




25人中21人がアジア勢である。韓国11人、中国7人(1人は香港)、日本3人、あとはロシア2人、フィンランドとポーランドが1人ずつ。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロという順番で毎年行われるので、前回のピアノは2013年開催。このときの入賞者は(たまたま)全員韓国人だったようだ。


日本人ピアニストは、仁田原 祐、加藤 大樹、深見 まどか、の3人。

仁田原 祐という名前は初めて聞く。加藤 大樹くんは、去年のリーズ国際ピアノコンクールに出ていた。深見 まどかさんは、去年のロンティボー国際コンクールで5位入賞している。


このコンクールは、韓国の作曲家イサンユン(尹伊桑)にちなんだものなので、課題曲にはその作品が含まれている。その他は一般的な課題曲で、ファイナルも普通の(?)コンチェルトである。

第1ラウンドに「Isang Yun: Fünf Stücke für Klavier (1958)」、第2ラウンドに「Isang Yun: Interludium A für Klavier (1982) 」(または1950年以降の作品)というのが入っている。

後者の「間奏曲A」というのは高橋アキさんのために作曲されたものらしい。タイトルの「A」が Aki のイニシャルでもあり、作品の基音になっている音「A(ラ)」を表すそうだ。


参考までに、YouTube の音源を貼っておく(↓)。





ちなみに、開催地トンヨン(統営)の場所は下記地図の赤い丸印のところ。韓国の南側の海岸線がこんなに入り組んでいて、海上国立公園が並んでいるとは知らなかった。右下の白い島は対馬。




残念ながら、ネット配信などの情報はない。



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