この1週間ほど、ベートーヴェンのソナタ 第25番 第2楽章の譜読みをしている。楽しい ♪
指使いは、一部どうしようかと迷っているところもあるが、90%くらいは決まった。いろいろと引っかかりながらも、なんとなく弾けそうな感じにはなって来た。
…が、「難所」認定が2カ所。装飾音符と3連符・5連符、ここは重点的に部分練習をする必要がある。
一つ目は13〜14小節目のトリルの装飾音符(↓)、これがうまく入らない。もう少し左手が慣れてくれば、もう少しましにはなるのではと思っているが…。
もう一つは、そのちょっとあとの19小節目にある「3・4・5連符」の連続。いくつかの演奏を聴いた感じでは「3・9連符」という印象に聴こえるが、とりあえずは「3・4・5」と数えながら練習している。
難所以外で苦労しそうなのが左手の伴奏。
「16分音符×6個」のいくつかのパターンがあるのだが、これをレガートに少し軽めに弾きたいのだが、右手と同じくらいの大きさになったり、6個目の小指の音が突出したり…、となかなかうまくいかない。
左手の強化みたいなことをやらなくてはと思いつつ、サボってきたツケだ。この曲で、左手(片手)練習の量を少し増やしてみるか…。
それと、そろそろ気になりだしたのが、リズム感の悪さ。リズム感というより9/8拍子の「スウィング感」のようなものか…。基本的に「舟歌」なので、気持ちよく弾くためには、これがキモになると思う。
そういえば、N響の番組で、指揮者のパーヴォ・ヤルヴィが、ブルックナーか何かの交響曲の練習で、しきりに "swing!" と言っていたのが印象的だった。
クラシック音楽にも、ジャズでいうグルーヴ感とかスウィング感とか、音楽を先に先に進めていく基本となるエンジンのようなもの(ドライヴ感)が必要だと思う。
この曲の練習と並行して、ラヴェルのピアノ協奏曲 ト長調の第2楽章の前半(独奏部分)の「サラッと弾き」をしている。これは、一日の練習の中で10分〜15分くらいサラッと、でも遊び弾きではなく1週間くらいかけて弾くもので、最近始めたものだ。
やってみると、思ったより楽しい。気に入っている曲で、それほど難しくないのがいいのかもしれない。さて、次は何をやろうか…♪
それにしても、やはり、ベートーヴェンの曲は私の好みにあっているようだ。まだ始めて1週間だが、弾いていて安心感?みたいなものがある。とりあえず出だし順調と言っていいだろう。
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