モヤモヤかもしれない…。ハイドンのソナタ以来、ちょっとした自信喪失状態である。もともと自信などはないのだが、ブラームスとラフマニノフあたりで「上達したかも」なんて一瞬でも思った反動であろう。
で、もう少しやさしい曲でいい曲はないものかと思い、難易度別ピアノ曲リストに「初級上」というのを作ってみた。
これまで「中級」「上級」「最上級」と作ってきて、「初級」がないのが何となく気になっていたこともあるのだが…。
《難易度別ピアノ曲(初級上)》
結果としては、弾いてみようと思う曲は見つからなかった。初級の難易度1〜12を並べてみようと思ったのだが、12から作り始めて10までで「もういいか…」と思って、途中でやめてしまった。
ピアノの選曲(大人の趣味の…?)というのは本当に難しい。弾きたい(聴いていいなぁと思う)曲と、弾ける曲のギャップがあまりに大きいので…。
ピアノ曲の難易度と実力のレベル
現状整理:28段階の難易度レベルで15あたりが今の実力だろうと思っていて、年末までにレベル17くらいを目指そうとしている。
この2年間に練習した曲の難易度と仕上がり(A=発表会OK?、B=自己満足、C=不満、D=挫折)をレベル別に並べてみた。
14
シューベルト:即興曲op.142-2 14/B
15
バッハ:フランス組曲BWV813 15/B
バッハ:フランス組曲BWV815 15/B+
スカルラッティ:ソナタK.380 15/B
シューマン:森の情景op.82-3/6 15/C+
16
ハイドン:ソナタHob.XVI:34第1楽章 16/C-
17
モーツァルト:ソナタK.282第1楽章 17/B
ラフマニノフ:楽興の時op.16-5 17/B+
18
シューベルト:即興曲D946-2 18/B
ドビュッシー:ピアノのために〈サラバンド〉 18/C
20〜
バッハ:平均律フーガBWV876 20/B+
バッハ:平均律プレリュードBWV881 20?/B-
ブラームス:間奏曲op.117-1 21/B+
ベートーヴェン:ソナタ27番第2楽章 23/C
こうしてみると、シューマンの「森の情景」は難易度15だけど満足できるレベルに達していないが、逆にブラームスの間奏曲は難易度21なのに仕上がりレベルは「B+」と高くなっている。
単純に「難易度」の数字だけでは判断できないのかも知れない。
ピアノ技術レベルのバラツキ?
その理由の一つは、私のピアノの演奏技術がばらついている、上達の具合が偏っていることにあるのではないかと思う。ピアノ教本で基礎からコツコツやってきたわけではないので、まぁ仕方ないだろう…。
よくあるレーダーチャートで表すと、たぶんこんな感じ(↓)になると思われる。あくまでもイメージ図で「音階」とかの評価項目もいい加減ではあるが…。
小さい頃からピアノを習っている人たち(赤、青)は必要な技術が満遍(まんべん)なく身についていて、私の場合(黄色)はレベルが低くて、かつ偏っている…。
まぁ、それ以前に、全体にかかわる問題としては「指が回らない(速く動かない)」ことがあるだろうし、その裏には正しい弾き方になっていないことも考えられる。…で、どうするか?
弾きたい曲を弾くために(方向転換?)
そもそも、こういう曲が弾けたらいいなぁと思う憧れのピアノ曲は、「最上級」とか「上級」に多いというのは厳然たる事実である。なので、少しでも上達したいと願っている。
…が一方で、「最上級」が弾けるようにはならないだろうというのも、ほぼ間違いない(↓)。
で、少し考え方を変えてみるか…とふと思った。つまり…。
これまで弾いてきた曲は「練習」を兼ねていた。つまり、その曲を弾けるようになること自体も楽しみではあったのだが、将来もっと難しい曲を弾くための訓練も兼ねていると考えていた。
なので、難易度で言えば15〜18くらいを中心に選曲していた。
これを、自己満足の基準を下げて、もう少し上の、例えば19〜23あたりの曲も対象にしてみてはどうか、と思ったのだ。そうすると、弾きたい憧れの曲もある程度候補になってくる。「練習」よりも「弾く楽しみ」を優先するわけだ。
もちろん、箸にも棒にもかからない曲は、練習する苦しみの方が大きくなるだろうから、ある程度の「自制」は必要になるとは思うが…。
無謀!か…? でも、やってみるか…? 大人のピアノの悩みは尽きない…(^^;)?
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