ねもねもさんのブログに、アルゲリッチはウィーン・フィルと共演したことがないんじゃないか?という記事(↓)があった。
結論としては、ないんじゃないか?ということになっていて、知っている人がいたら教えて!という調子の記事になっている。
まぁ、業界人?がこれだけ調べて見つからないんだからそうなんだろうと思いつつ、素人のビギナーズ・ラック?的な発見もあるかも?なんて思いながら、いちおう検索してみた。
結果は御察しの通り…(^^;)。
代わりに?ウィーン・フィルのサイトに面白いものを見つけた。1842年3月28日から現在にいたるまでの「アーカイヴ検索」である。創設以来の174年間ほどのコンサートのデータベースがあるようだ。
✏️公演アーカイヴ
ちなみに、1842年3月28日の第1回目の「フィルハーモニー・コンサート」は、Otto Nicolai という人(ウィーン・フィル創設者)の指揮で、ベートーヴェンの交響曲第7番などが演奏されている。
場所は "Redoutensaal Hofburg" とあるので、ホーフブルク宮殿内のホールで行われたようだ。
少し検索で遊んでみた。
サントリーホールにウィーン・フィルが来たのは、これまでに96回。第1回目は、1987年のクラウディオ・アバド。
内田光子さんを検索すると、1994年のザルツブルク以来11回出演している。なかには、ピエール・ブーレーズとの共演も。
Eliso Virsaladze は出ていないようだが、検索窓の横に "Did you mean Elise oder Burchuladze?" と英文のなかにドイツ語("order")が表示されるのはご愛嬌…(^^)?
武満徹の作品が演奏されたコンサートの回数は10回。1992年、小沢征爾指揮の Requiem für Streicher から、2009年、Daniel Harding 指揮の Death and Resurrection aus "Black Rain" まで。
…などなど、まぁ、興味があればこれはそれなりに遊べる「検索」だ。
もちろん、今後の約1年間のコンサート予定も、当然掲載されているのだが、これも検索できるようになっている。
例えば、日本でのコンサートを見ると、今年の10月にズービン・メータの指揮で8回ほどの公演が予定されている。10月1日の公演では、小沢征爾さんも振ることになっている。
「出演者」の中に Kit Armstrong の名前があったので見てみると、来年5月にベルリンでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を弾くことになっている。
…などというのが検索できる。
ところで、日本のオーケストラもこういうデータがあるのだろうか?と思って見てみると。
N響には「 N響ライブラリー>演奏会記録」というページがあるが、残念ながら PDF なので簡単には検索できない。2011年以降は「コンサート検索」というのがある。
読響も、公演カレンダーが2005年から掲載されているが、これも検索は無理そうだ。
といっても、ベルリン・フィルも歴史のページはあるものの、過去のコンサートの検索はないので、ウィーン・フィルが特別ということのようだ…。
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