ひとつは、呼称がよく分からないのだが、「小さい音符が超速でたくさん連なっているやつ」、言い換えると「指が回らなければ絶対弾けないパターン」、これが聴き手としてはとても好みのようなのだ。
例えば、14連符とか22連符とかが連続する上の楽譜のようなもの(ラウタヴァーラのピアノ協奏曲第1番の第1楽章)とか、アルペジオのやたら音符が多くて速いやつとか、数オクターブのスケールを一気に駆け上るやつとか…。
ラウタヴァーラのエチュードで気に入った曲はこんな(↓)感じ。
いずれも、自分で弾くことは金輪際ないだろう。
ちなみに、ショパンのノクターン第20番には35連符というのが登場するらしい。ショパンの装飾音符も、聴いているときにはいいなぁ〜と思いながら、自分では弾けないものの一つだ…。
で、もう一つのお気に入りのパターンは、リズム感のはっきりしたメリハリのある速い曲。やや打楽器的で、スタッカート気味で、しかも変拍子だったりする。
これ(↓)は、ラウタヴァーラのピアノソナタ第1番の第2楽章。こういうのが弾けると気持ちいいんだろうなぁ〜、と思う。
まあ、こういった曲は「鑑賞曲」として聴く方に徹するしかないと思うが…。
そういえば、以前「スピードアップ」(指が回ること)を目標にしていた時期もあったことを思い出した。そのとき想定していた曲は、グリーグの「ホルベルク組曲」の中の1曲(前奏曲)。
ちいさな子供も弾いていたので何とかなるのでは、と思っていたが、そのときはまったく歯が立たなかった。あれから少しは上達したかも…、なんて思いながらもう一度チャレンジしてみるかな…?
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