2015年7月24日金曜日

ピアノ練習のヒント:止まらずに弾く

「止まらずに弾く」ことができるように、これまで色々と試したピアノ練習方法のヒントを整理してみたい。


これまで試した練習方法

これまでに書いた記事から、要点を整理してみる。


これは「方法論」&チェック手段。自分の演奏を録音して、ミスと止まった回数をカウントする方法。


いわゆる「指が覚える」という「自動化」を体得したいと思っている。最初は大脳を使って、ゆっくりと意識的に反復練習をする。その繰り返しでだんだんと動作が自動化される。


止まる原因を考えている。「弾けていない」「息が上がる」「止まるクセ」「リカバリー方法を知らない」の4つをあげている。


練習方法として、比較的やさしい短い曲で練習する方法を考えた。


練習方法の解説動画を見つけたが、私の練習方法としては定着せず。


ミスタッチを減らす方法の一つとして、鍵盤を見ないでも弾ける「ピアノブラインドタッチ」を練習することを思いつく。これは今でも必要だと思っている。


補助的手段として、指の持久力を高めるための「指の体操」を考案。


現時点で最善と思われる練習方法

以上の試行錯誤から、今の所最善と思われる練習方法をまとめてみる。


1. 不安なく弾けるレベルを達成する練習

これが基本だが、一番難しいところでもある。ポイントは「楽に弾けること」と「自動化」を目指すこと。

楽に弾くためのコツは、手や手首のポジションと指使いを工夫すること、意識して脱力すること、フレーズの切れ目などで「ブレス」(一瞬の休み)をとること、など。

自動化のためには、不得意な部分の繰り返し練習しかなさそうだ。最初はゆっくり意識して弾くことで、脳の中に一つの型のようなもの(モデル)を作り上げるのが近道かもしれない。


2. 止まらないためのいくつかのコツ

まずは「一つの音楽(演奏)を作り上げる!」「(ミスしても)止まらない!」という意志を持って弾き始めること。それに加えて、いくつかのコツをあげてみると…。

・フレーズを意識して、音楽を呼吸する
 (フレーズの切れ目などでブレス、つまり息をする)

・常に次の音の塊を意識しながら、音楽をコントロールする
 (ミスしても気にしない、反省は終わってから)

・得意な箇所で、脱力、リラックス状態を確認する


3. 補助的手段(方法論)

客観的に達成度をみるには、録音してみるのが一番いいと思う。止まりやすい場所や、ミスしがちな箇所を把握して、対策をとることができる。

基本的な練習の一つとして、できるだけ鍵盤を見ないで弾けるパターンを増やすことは重要だと思われる。ついでに言うと、弾いている最中に、ポイントとなる箇所で右手左手のどちらを見るか意識することも役に立つかもしれない。

また、指の持続力を強化する「指の体操」も長い目で見ると効果があると思う。


以上、自分自身を実験台にした練習方法の仮説です。ご参考まで。



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