でも、嬉しいニュースもあった。
途中からお気に入りピアニストとなったルカ・ドゥバルグ君が "The prize of Moscow Music Critics Association"（モスクワ音楽批評家協会とでも訳すのかな？）を受賞したのだ。賞の重みはよく分からないが、記事の大きな写真を見ると、それなりの賞のようだ。
ピアノ部門の発表内容は下記の通り。
ファイナル・ラウンドの結果
１位：ドミトリ・マスリエフ ２７歳 ロシア
２位：ルーカス・ゲニューシャス ２４歳 ロシア
ジョージ・リー １９歳 USA
３位：セルゲイ・レドキン ２３歳 ロシア
ダニール・ハリトーノフ １６歳 ロシア
４位：ルカ・ドゥバルグ ２４歳 フランス
I prize and a gold medal: Masleev, Dmitry
II prize and a silver medal: Lucas; Geniušas; Li, George
III prize and a bronze medal: Redkin, Sergei; Kharitonov, Daniel
IV prize: Debargue, Lucas
ドミトリ・マスリエフ（ドミトリー・マスレエフ）はノーマークであった。ファイナルのコンチェルトはそれなりに良かったが、優勝するほどの演奏とは思えなかった（聴く耳をもっと鍛えなくては…）。もう一度聴いてみようと思う。
私の好み（音楽性？といいたいが…）で言えば、ルカ君、リー君、ダニール君の順番だったのだが…。
特別賞
Round 2 協奏曲ベストパフォーマンス賞（※モーツァルト）：
ドミトリ・マスリエフ（ロシア）
Round 2 特別賞：
イリヤ・ラシュコフスキー（ロシア）
ミハイル・トゥルパノフ（ロシア）
Special prize for the best performance of the concerto with chamber orchestra in the second round: Dmitry Masleev (Russia)
Special prize for the best two competitors of the second round: Rashkovsky Ilya(Russia), Turpanov Mikhail (Russia)
モスクワ音楽批評家協会：ルカ・ドゥバルグ
The prize of Moscow Music Critics Association at the 15th International Tchaikovsky Competition is awarded to the pianist whose performance at the Competition has become an event of genuine musical significance, and whose incredible gift, artistic vision and creative freedom have impressed the critics as well as the audience. The Prize goes to Lucas Debargue, France.The association members are pleased to announce, that Lucas Debarge will be playing a solo recital at the Moscow International House of Music, in December 2015.
「特筆すべき真の音楽性」「信じられないほどの才能」「芸術的ヴィジョン」「自由な創造性」等の褒め言葉を見ると、高く評価されているのだと思う。音楽家・芸術家として評価されたことが嬉しい。
そして、１２月に Moscow International House of Music でソロ・リサイタルが行われるということだ。
予選から考えると２カ月以上楽しませてもらった。色々と勉強にもなったと思う。でも、まだまだ「国際ピアノコンクール」ラッシュは続く…。
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