2015年7月20日月曜日

近況:モーツァルト ピアノソナタ第4番 練習の作戦

モーツァルトのピアノ・ソナタ第4番 K.282 第1楽章、練習を開始して2週間ほど経つが、なんだか妙な状況が続いている。

ひととおり指使いも確定し、ほぼ暗譜もできている。どうにも歯が立たない「難所」もなさそうである。なのに、弾けない。

「傾向と対策」というか「分析と作戦」が必要そうだ。


「うまく弾けないのはどういうところ?」と自問自答してみる。

①装飾音符のトリルがうまく入らない
②いつも間違える箇所がある(これが難所?)
③フレーズが今ひとつ捉えきれない
④ペダルを使う場所と使わない場所が不明確
⑤思うような音色が出ない

ん〜、結構あるな…。


①のトリルは、部分的なものではあるが、ちょっとした難所と言っていいのかもしれない。少なくとも、一つの課題である。

参考にしている楽譜の注釈をみると64分音符があるのだが、簡単なバージョンとして32分音符も併記してある。しばらくは32分音符の方で確実に(&きれいに)弾けるようにしようと思う。


②のいつも引っかかっているところは、たぶん反復練習しかないのだろう。工夫のようなものがあるとすれば、もっと楽な指使いを探すとか、手首の左右の角度とか、これまでのノウハウを当てはめてみるか…?

それと、何回くらい繰り返せば「指が覚える」状態になるのか、一度実験してみようかと思っている。昨日、10回くらい繰り返してみたが、まったくダメだった。一度に100回やるのと10回を10日間かけてやるのと、どちらがいいのだろう?


③は、Adagio で少し息の長いフレーズなので難しいという面と、歌えてないという面とあるような気がしている。右手の旋律だけを弾くと、その「歌えてない」ことがあからさまに分かってしまう。片手練習(歌いながら?)が効果的かもしれない。


④のペダルは現在「模索」中である。ペダルを使ってつないだ方がいい場所と、使わない方がいい場所とある程度は分かってきた。なので、それを楽譜に記入していって確定することと、迷っている場所をどうするか考える必要がある。


⑤の「音色」、これは永遠の課題である。いい音の演奏はたくさん聴いてきたので、ある程度のイメージはあるのだが、どうやればそういう音になるのかが分からない。

「音色」というのは、楽譜通りに弾くという基本技術の範囲を超えているものだと思う。たぶん「演奏技術」といった範疇に入るのだろう。初心者レベルでは無理なのかもしれない。それでも、今の実力でできる範囲で、少しでも(1小節だけでも)イメージする音に近づきたいと思うのだ。


…それにしても、やることがたくさんある。課題が多いということは、それだけ進歩する可能性もあるということだ。という「プラス思考」で、今日も頑張りたいと思う ♪



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