2014年8月27日水曜日

選曲準備:「止まらないで弾く」をテーマにするとしたら

数日前の記事 《次の選曲の悩み:たまには基礎練習に励んでみるか?》 で、次の選曲の話(悩み)を書いた。一応、次の5つくらいのパターンを考えている。

①基礎練習中心
②古典派(バッハ、ベートーヴェン)
③ロマン派(シューベルト、シューマン)
④近現代(ラフマニノフ、プロコフィエフ、スクリャービン)
⑤ロシア、スペイン、北欧、東欧など


一昨日の記事 《あと1週間、最後の追い込みと次の曲のこと(近況)》 で少しふれたように、④の近現代はちょっと難しそうである。今は、③のシューベルトの曲を聴いたりしているが、一方で①の基礎練習もたまにはいいかもしれないと考え始めている。

ただ、基礎練習といっても、やみくもに音階練習などをやるのも退屈であるし面白くない。そこで、テーマを設定したらいいのでは?と考えた。テーマ候補は、「脱力」とか「弱い指の鍛錬」とか「スピード」とか色々あるが、最大の弱点をテーマにするのが一番よさそうである。つまり、

止まらないで、ノーミスで弾く」ことである。


そうした場合の練習内容を少し考えてみた。基本的には、1分位の短い曲を数曲やるのがいいのではないかと思っている。

比較的やさしい曲の方がいいような気がするのだが、すぐに飽きてしまうような曲ではあまりよくない。けっきょく、曲の選び方がポイントになるかもしれない。上の②〜⑤から1曲ずつというのもあるかもしれない。

とりあえず思いつく範囲で、候補曲をリストアップしてみる。

・バッハ:インヴェンション、アンナ・マグダレーナあたり
・ベートーヴェンの小品
・シューベルトの即興曲の一部(例:Op.142-3 のテーマ)
・ショパンのバラード第2番 Op.38 の冒頭、"Andantino" の部分
・スクリャービンの前奏曲集から
・アーンのワルツ第1番(小品の集まり)から
・ベルガマスク組曲:プレリュードの各フレーズ


最後のは、ちょっと変則技(わざ)である。今練習中の曲がなかなか通して止まらずに弾けないので、各フレーズごとに練習して、そのあとつなげれば全体が止まらずに弾けるようになるのではないか、という甘い?期待であげてみた。

シューベルトやショパンも曲の一部という意味では変則的である。ただ、「止まらないで、ノーミスで弾く」練習には使えるのではないかと思う。

また、練習の進み具合・上達の度合いは、以前やったことのある「録音&記録」という方法がよさそうである。通しで弾いたものを録音して、止まった回数とミスの回数をカウントするやり方だ。



…とここまで考えてきて、何だかこういうやり方も面白そうな気がしてきた。楽しめて、弱点の克服につながるとしたら、こんなにいいことはない。少しまじめに曲を探してみようかと思う。



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