早くも10月である。9月は工事などもあり、あたふたしているうちにあっという間に過ぎてしまった。ピアノもやっとちゃんと弾ける状態になったので、心機一転(というほどでもないが…)、練習に励もうと思っている。
今日からは、予定通りベートーヴェンのピアノ・ソナタ第8番「悲愴」の第1楽章に取り組むつもりである。少し楽譜を眺めたが、なかなか大変そうだ。しかし、その分「やりがい」もあるということで、苦労を含めて楽しみたい。
実際に弾く前に、ある程度の時間をとって楽譜を見るというのは、初めての経験である。といっても、「アナリーゼ(分析)」というレベルのものではなく、だいたいの構成をみて、同じ繰り返しとか同じパターンを探すのがメインであるが…。つまり、繰り返しが多ければ、それだけ練習が楽になるということで…(笑)。
とはいえ、少しはまじめにソナタ形式を紐解いてみた。つまり、「提示部」「展開部」「再現部」「コーダ」の中身を見てみたのだ。なにせ、全部で8ページ、312小節に及ぶ長さなのでかなり苦労はしたが…。
提示部は、「序奏+第1主題+第2主題+小コーダ」という感じ。第1主題も第2主題もそれぞれ2種類の副主題的なパターンからなる。なので、練習としては「序奏+4つのパターン+小コーダ」という6種類が中心となる。
展開部は、「展開」する部分なのであまりパターン化されていない。短い序奏(提示部と同パターン)と5〜6種類の「展開」が出てくる。
再現部とコーダは、提示部と同じパターン(4種類)が繰り返されるので、練習は提示部と同時進行がいいかも知れない。
あとは、少し弾いてみてから、難所を選び出すのと、いくつかの「課題」(不得意なパターン)を見つけて、「目標管理シート」を作ろうと思っている。
ところで9月の練習であるが、結局、シューベルトの即興曲 Op.142-3(テーマのみ)は何とか弾けるようになったものの、バッハのインヴェンションはほとんど出来ずじまいであった。基礎練習もほとんど進まず、「止まらずに弾く」という課題は先送りとなった。
まあ、プラス面があるとすれば、あまり好みではなかった(というより苦手意識?)シューベルトがなんとなくいい感じで弾けるようになったことと、繰り返しの弾き分け(1回目と2回目でタッチを変えること)が少し出来たかも知れないこと、くらいであろう。
…ということで、秋はベートーヴェンを頑張るぞ!
0 件のコメント:
コメントを投稿