2014年10月28日火曜日

近況:「悲愴」ソナタ、ポイントはスピードアップ?

ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の第1楽章、なかなか手ごわい。しかし、今のところ諦めずに、11月15日完を目標に練習している。

なので、とりあえず最後まで譜読みを終えて、今月末には、全体を練習できる状態にしようとしている。進捗表をアップデートしてみたが、あまり進んでいるという感じではない。「練習」のところは「譜読み」くらいが正しい表現かもしれない。そんな感じを薄い色とグラデーションで表現してみた。



前半の提示部まではあと一息で「暗譜」だけはできそうだ。問題は「課題」のところで、いまだに一つもクリアできていない。なんとかなりそうなのは、第1主題の「速度」くらいである。もう少しでイメージしているテンポに到達できそうかな?という感触はある。

一方で、第2主題の方は、右手の左右交差があるため、なかなかスピードが上がらない。全く弾けてないところも2小節ほど残っているし…。


それにしても、ベートーヴェンはさすがにうまいなぁ、というか同じ素材を使いまわして見事にソナタ形式を作り上げている。練習する身からすると、どうせなら同じ繰り返しにしてくれると嬉しいのだが…。

曲としてはそれでは面白くないので、当然のように移調するし、少し変化が加わるし、ということで、弾く方は大変だ。「再現部」なのになかなか暗譜できていない…。


ところで、最近ちょっと面白いことがあった。少しずつ速く弾けるようになるにつれて、「弾き心地」が良くなってきた、というか「手ごたえ」のようなものを感じるようになってきたのだ。

《ベートーヴェン「悲愴」を弾く「手応え」「やりがい」?》を書いた時点で「手ごたえ」や「やりがい」をあまり感じられなかったのは、もしかすると単に「弾けてないから」という理由だったかもしれない。イメージしている曲と自分の出す音のギャップが大きすぎて、「やった!感」があまりなかったせいかもしれない。


まあ、もう少しやってみないと何とも言えないが、とりあえず、ある程度弾けてきた部分は、スピードアップも練習に取り入れてみようと考えている。まずは、提示部の第1主題を完全に暗譜して、イメージ通りのテンポに近づける練習をしようと思う。



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