「日本の現代ピアノ曲を探す」シリーズをぼちぼちやっている。先日の記事で書いた、近藤譲氏の本『線の音楽』を読み始めたことをきっかけに、少しまじめに「現代ピアノ音楽」の勉強をすることにした。
といっても、とりあえずは上の本を読むことと、まずは流れをつかむために『ピアノ音楽史事典』という本から、ドビュッシー以降のピアノ音楽についてノートを取り始めたところである。
時代順に主な作曲家とその代表的なピアノ曲を並べるだけでも、なかなか面白い発見がある。自分がいかに近現代音楽の流れを誤解していたかが分かる。
例えば、シェーンベルクの無調音楽作品とドビュッシーの《前奏曲集》は同じ時代に作られている。シェーンベルクの弟子ベルクの《ソナタ》は、ラヴェルの《夜のガスパール》、プロコフィエフのソナタ第4番、フォーレのノクターン第9番と同じ1908年に作曲されているのだ。
しばらくは、実際に各時代の代表曲などを聴きながら楽しもうと思っている。
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