2022年1月18日火曜日

ラフマニノフ国際コンクール 6月に始まる ♪ ピアノ・作曲・指揮の三部門 ♪

昨年、一部で報じられていた「ラフマニノフ国際コンクール」、そろそろ詳しい情報が出てるかな?と思ってチェックしたら既に公式サイトがオープンしていた ♪

《ラフマニノフ国際音楽コンクール(ピアノ、指揮)が 2022年 6月に始まる?》




公式サイトは下記。


✏️REGULATIONS(詳細)


このコンクールは、来年 2023年にラフマニノフの生誕150周年を迎えるのを記念して設立されたようで、ピアノ、作曲、指揮の三部門がある。今年は 6月14日〜27日に行われる予定。4年に一度の開催となる。

ピアノ部門は "Great Hall of Conservatory" で、指揮者部門は "Tchaikovsky Hall" で、作曲部門は "Philharmonia-2 in Rachmaninoff Concert Hall" で行われることになっている。

ピアノ部門を取り仕切るのはデニス・マツーエフ、指揮者部門はヴァレリー・ゲルギエフ、作曲部門はアレクサンドル・チャイコフスキーという 75歳の作曲家。


ピアノ部門のスケジュールと課題曲はこんな感じ(↓)。ラフマニノフの作品は「1887年〜1943年 4月」の間に作られたもの。


事前審査:ビデオ(自由曲、30分以内)による
→締切 3月1日、25人が選ばれる


第1ラウンド:ソロリサイタル(30〜35分)
  • ラフマニノフの "Small form"= piano miniatures, Études-Tableaux, preludes, transcriptions, the Op. 3 pieces, Six Moments Musicaux (parts of the cycle), etc. :15分以上
  • 自由曲(ラフマニノフと同じ期間の作品):15分以上
→12人が選ばれる


第2ラウンド:ソロリサイタル(50〜55分)
  • ラフマニノフの "Large form"= Variations on a Theme of Corelli, Variations on a Theme of Chopin, Six Moments Musicaux (entire cycle), Piano Sonata No. 1 in D minor, Op. 28, Piano Sonata No. 2 in B-flat minor, Op. 36 (1st and 2nd editions):25分以上
  • 自由曲(ラフマニノフと同じ期間の作品):25分以上
→6人が選ばれる


第3ラウンド(ファイナル)

①ピアノと声楽(テノール/ソプラノ)
  • ラフマニノフの歌曲「ロマンス」40曲のリストから選択:25分以内

②ピアノ協奏曲 2曲(1887年〜1943年 4月の作品)
  • 少なくとも 1曲はラフマニノフの作品(«Rhapsody on a Theme of Paganini» Op. 43 を含む)


参加資格は、2022年 6月15日時点で 16歳〜32歳。

賞金・賞品は下記。

1st prize – $30,000 USD and gold medal;
2nd prize – $20,000 USD and silver medal;
3rd prize – $10,000 USD and bronze medal;
4th prize – $5,000 USD and diploma;
5th prize – $4,000 USD and diploma;
6th prize – $3,000 USD and diploma;


なお、審査委員の名前はまだ発表されてないようだ。

組織委員会のメンバーは、委員長の Golikova Tatyana 氏(タチアナ・ゴリコワ、ロシア連邦副首相)以下、ゲルギエフやマツーエフを含む面々の名前・写真が載っているが…。


コンクールが面白くなるかどうかは、運営の仕方にもよるが、何と言っても参加するコンペチタによる部分が大きいと思う。なので、25人のコンペチタが発表されるまでは、どんなコンクールになるのか分からない…。

チャイコフスキーコンクールと並ぶ「ロシアの二大コンクール」になるのかどうか…?



【関連記事】
《ラフマニノフ国際音楽コンクール(ピアノ、指揮)が 2022年 6月に始まる?》

《コロナに負けないゲルギエフ・ウィーンフィル・マツーエフ》


  にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 

0 件のコメント: