今年の目標《My Piano Life 2022:基本に立ち返る ♪》の一つに「音楽の基礎と楽典などの勉強」というのを挙げている。「楽典」については、ネットの解説サイトを一通り読み終えたので、次に和声か対位法あたりをかじってみようかと思っている。
で、元音大生のカミさんと話しているうちに、昔の教科書が残っているかも…という話になり、本棚を探してみた。時代を感じさせる教科書が何冊か残っていた…(^^;)。
その中で読んでみようかな?…と思ったのが上の写真の 3冊。
それでも、ちょっと前に勉強した中世・ルネサンス音楽とも関連しているので、少し興味は沸いてきた…(^^)♪ もう少し読み進めてみようと思う。
ちなみに、この『対位法』の文体は時代(第1版は 1955年)を感じられて面白い。
「各声は…自己主張を響かせているが如くである」「便宜的な方便に止まる」「いささかの調的な配慮を要するのみ」などといった表現が頻出する…(^^;)。
とはいえ、アマゾンで「対位法」を検索すると 5つ目に出てくるので、もしかすると「現役」で使われているのかも知れない…?
『対位法』(音楽之友社、長谷川良夫著)
「現役」と言えば、この和声の教科書(第1版 1964年)は今でも使われているようだ。和声学を調べているときにいくつもの記事に出会ったので間違いないと思われる。
「赤黄緑の『芸大和声』」として有名な古典のようだ。が、一方で賛否両論、いろんな意見があるようだ…。「日本(芸大?)独自」「ムズカシイ」など。
✏️和声のテキストー和声学って難しい?(追記あり)(作曲な日々。。。)
こちらも、アマゾンで「和声」と検索すると 3つ目に出てくる。
『和声―理論と実習 (1) 』
黄色(『和声―理論と実習 (2) 』)も緑(『和声―理論と実習 (3) 』)ももちろん…。
そして、ついでに見つけた『ピアノ音楽の歴史』という本は、デニス・マシューズ(Denis Matthews、英、1919-1988)というピアニストが書いた本の翻訳である。
1978年に舘野清恵という人の訳で全音から出版されている。こちらは、アマゾンで検索しても出てこない。
パラパラとめくってみると、最初の方にW.バード、J.ブル、O.ギボンズなどの名前が出ていて、今勉強中の鍵盤音楽史にも関連するので、ちょっと読んでみようかと思っている。
現代に近い方では、1936年生まれのリチャード・ロドニー・ベネット、コーネリアス・カーデューという作曲家が一番新しい人のようだ。
その前の、1934年生まれのハリソン・バートウィッスルという名前には聞き覚えがあったので、自分のブログを検索してみたら、2019年に聴いていて記事にしている。
ピエール・ブーレーズとも交友のあった重鎮のようだが、その曲は、個人的にはあまり気に入らなかったようだ…(^^;)。
《ハリソン・バートウィッスルのピアノ曲》
…ということで、カミさんが音大生のときに使った教科書を、ウン十年後に私が勉強することになった…(^^;)。
それにしても、「紙の本」を読むのは本当に久しぶりだ…。
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