2022年1月27日木曜日

🎹O.ギボンズ 1583-1625 グールドが愛したルネサンスの作曲家

鍵盤音楽史の勉強 6人目の作曲家は、新たに追加した(予定の 21人には入ってなかった)オーランド・ギボンズ(Orlando Gibbons, 1583-1625)。イングランド・テューダー朝後期からジャコビアン時代にかけて活動した作曲家、オルガニスト。




追加した理由は、これまで A.カベソンから J.ブルまで調べる中で、かなりの頻度でオーランド・ギボンズの名前が登場したこと。それと、グレン・グールドがギボンズを高く評価していていくつかの曲を録音していること ♪

オーランド・ギボンズは、オックスフォード出身。1596年から1598年にかけてケンブリッジのキングス・カレッジの聖歌隊に参加している。1606年に学士号を取得。ジェームズ1世は彼を王家礼拝堂のジェントルマンに指名し、彼はその礼拝堂で少なくとも1615年から亡くなるまでオルガニストを務めた。


多才なギボンズの作品は多岐にわたる。大量の鍵盤楽器作品、30曲ほどのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)のための幻想曲、相当数のマドリガル(三声部以上からなる世俗的多声曲)、多くのヴァース・アンセム(合唱・独唱・器楽による宗教曲)やフル・アンセム(合唱のみによる宗教曲)など。

マドリガルでは「白銀の白鳥 The Silver Swan」が最もよく知られている。ヴァース・アンセムで有名なのは「ヨハネの証はかくのごとし This is the record of John」。フル・アンセムでは「おお、主よ、御身の怒りで O Lord in thy wrath」や、聖枝祭用の8声の「手を打ち鳴らせ O clap your hands together 」など。

以上、主な出典は下記。

✏️オーランド・ギボンズ(Wikipedia)


まずは、声楽曲の代表曲を聴いてみた。どれもなかなかいい感じ ♪



鍵盤楽器作品の代表曲は Wikipedia には書いてなかったので、最初にグレン・グールドが録音している現代ピアノによる演奏を聴いてみた。W.バードの作品も入っている。



元の CD(↓)の収録曲は下記なのだが、最初にあげた CD 全体の YouTube 音源では 3曲目がブロックされて入ってないようだ。なので、単独の音源を探した。楽譜付き ♪


  1. First Pavan And Galliard - Byrd
  2. Fantasy In C Major - Gibbons
  3. Allemande (Italian Ground) - Gibbons
  4. Hughe Ashton's Ground - Byrd
  5. Sixth Pavan And Galliard - Byrd
  6. “Lord Of Salisbury” Pavan And Galliard - Gibbons
  7. A Voluntary - Byrd
  8. Sellinger's Round - Byrd



とりあえず、グールドの選曲眼?を信用するとして、ここでは「アレマンド(イタリア風グラウンド)」と「ソールズベリー爵のパヴァーヌとガイヤルド」あたりをギボンズの代表曲としておこう…(^^)♪

下記音源、一つ目はスピネット(小型チェンバロ)による演奏、二つ目はチェンバロ。




上のスピネットによる「イタリア風グラウンド」は下記の CD に入っているもの。


この CD は、イギリスの指揮者・鍵盤楽器奏者・音楽学者であるクリストファー・ホグウッド(Christopher Hogwood, 1941-2014)という人が、オルガン、スピネット、チェンバロで弾いたギボンズの曲集。このあたりも代表曲なのかも…。

YouTube にもその音源がある。



また、ギボンズも J.ダウランド「涙のパヴァーヌ」を編曲した作品を残している。



ジャン・ロンドーが 16世紀に作られたヴァージナルで演奏した動画(↓)もあり、なかなか素晴らしい演奏だ…(^^)♪



これは、J.ブルのときにご紹介したこの CD(↓)に収められている。

Melancholy Grace




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