その中に「最初の 2ラウンドの開催場所が、コンクール発祥の地である TCU(Texas Christian University)に戻る、新しくできた "Van Cliburn Concert Hall" に」とある。
"We'll also be returning to TCU, the Cliburn’s original home: we will be presenting the first two rounds of Competition at their brand-new Van Cliburn Concert Hall"
Van Cliburn Concert Hall(Artist rendering) |
"Van Cliburn Concert Hall" というのが出来るというのはまったく知らなかったが、今年の秋に完成予定の "TCU Music Center" の中に作られる 700席程のホールである。
ちなみに、セミファイナルとファイナルは従来通り "Bass Performance Hall" というところで行われる予定。
第16回クライバーン国際ピアノコンクールは 2021年の 5月27日から6月12日に開催される。で、募集が今日から始まったわけだが、締め切りは来年の10月15日である。
今回のコンクールの審査員長は、著名な女性指揮者であるマリン・オールソップ氏が就任したことで話題になった(↓)が、そのためなのか、審査員を見ると女性比率が高い。
《2021年クライバーンコンクール審査員長は女性指揮者 Marin Alsop》
審査員全員が男性という、今年のチャイコフスキーコンクールの「異常事態」もあったが、この比率は正常なんだと思う。
10人の審査員は下記。6人が女性。9人が新任だとのこと。私が知っているのは、ジャン=エフラム・バヴゼ、スティーヴン・ハフ、ガブリエラ・モンテーロくらい…(^^;)。
ちなみに、今回「委嘱課題曲」を作曲するのはスティーヴン・ハフ。
- Marin Alsop (United States)
- Jean-Efflam Bavouzet (France)
- Rico Gulda (Austria)
- Andreas Haefliger (Switzerland)
- Wu Han (Taiwan/United States)
- Stephen Hough (United Kingdom)
- Anne-Marie McDermott (United States)
- Gabriela Montero (Venezuela)
- Orli Shaham (Israel/United States)
- Lilya Zilberstein (Russia)
前回(2017年)のクライバーンコンクールは、個人的にはあまり盛り上がらなかったが、今回(といっても 2年後…(^^;)…)は期待できるだろうか…?
《今年のクライバーン・コンクールは変わった?…らしい》 2017/5/21
参考:2017年入賞者
- YEKWON SUNWOO (28, South Korea)
- KENNY BROBERG (23, United States)
- DANIEL HSU (19, United States)
おまけ:Facebook の記事。
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