2019年10月15日火曜日

▼ディアベリ変奏曲:練習する範囲(曲)を決めた

10月10日から練習を始めたディアベリ変奏曲だが、どの曲をやるのか決めないといけないので、とりあえず 4曲を選んで譜読みを開始した。




まずは、テーマを含む最初の 3曲。ここまでは何とか弾けそうだし、「ディアベリ」全体の印象を決めるところなので外せないと考えた。

で、あと 1〜2曲を好きな曲から選びたいと思っている。問題は、好きな曲ほどテンポが速かったり、リズムが複雑だったりして難しいということ。

とりあえず、第14変奏が思ったより弾けそうな感じなので、これを選んだ。結果として、今は以下の 4つを譜読み中である。

テーマ Vivace
第 1変奏 Alla Marcia maestoso
第 2変奏 Poco allegro
第14変奏 Grave e maestoso


実際に練習を始めてみるとたくさんの課題がありそうな予感がしてきた。

テーマは、音の構造は簡単なのだが Vivace なので、まずはこのテンポで弾けるように、指を慣らしていく必要がある。それと、暗譜しないと速くは弾けない…。

あとは、出だしの装飾音符をきれいに決めたいのと、強弱(メリハリ)をつけたい。


第1変奏は、リズムを維持するのがけっこう難しそう。一部、リズムに変化があるので、そこも気をつけて練習中。

リズムと共に強弱もポイントになる。アンデルシェフスキの演奏を聴いていると、場所によってはフォルテとピアノの部分が別のパート(オーケストラで言えば別の楽器)のように、あるいはエコーのように聴こえて面白い。これは真似したい…(^^)♪

あとは、和音が連続するので、脱力しつつきちんと押さえる練習も必要…。


第2変奏は、メロディーが「裏拍」で続いていくので、楽譜を見たときの印象よりも難しい(弾きづらい)。フレーズの切れ目もはっきりしないので、今ひとつ音楽がつかみ切れないでいる。もう少し「弾き込み」が必要な感じ…。

あと、この曲でも一部にリズムの変化があって、そこもちょっとした難所かも…。


第14変奏もリズムがポイントになりそう。楽譜からだけで、この64分音符を譜読みをするのはたぶん無理だったと思う。つまり、ほとんどが耳からの聴き覚え…(^^;)。

この曲は、聴いた感じと楽譜の印象がかなり違っていて、弾いてみるとまたかなり感触が違っていて、何だか妙に面白い、というか弾き心地がいい ♪

ところが一方で、一体どうやって弾いたらいいのか、つまりどう弾けば音楽になるのか?が今ひとつ分からない。

ただ弾くだけでは、平板な印象になりそうなのだが、このゆったりしたテンポでどう盛り上げて "Grave e maestoso" の感じを出していくのか…難しそうだ。


ここまで数日練習した感じでは、頑張れば何とか弾けそうな感触。弾き心地もよくて楽しい…(^^)♪…のだが、何となく「暗譜」が難しそうな気がしている。

その理由の一つが、各変奏を「音楽」としてつかみ切れてないことがあるのではないかと思う。聴いているといい感じなのだが、各変奏をそれぞれ弾いてみると、音楽の造りが分かりそうで分からない…(^^;)。

「変奏曲」のことも含めてもう少し勉強したり、他のピアニストの演奏も聴いて、「音楽」をつかむ必要がありそうだ。



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