2019年10月17日木曜日

ピアノ:止まらないで弾く練習法 ♪

定年後にピアノを始めて以来、ずっと課題であった(曲の途中で)「止まらずに弾く」こと。それが出来るようにするための練習方法も、ずっと分からずにいたのだが…。

最近、ディアベリ変奏曲を練習していて、「止まらずに弾く」ための練習方法を思いついた ♪ それがどのくらい効果があるのかは、実証実験中であるが…。





私の場合、止まる理由の一番大きなものは「ミスタッチ」であるが、実はもう一つ別の問題があるような気がしてきたのだ。

ディアベリ変奏曲の「テーマ」はほぼ「暗譜」ができて、もう少しで通し練習に入れそうなところまで来た。で、試しに「通し」で弾いてみたときに感じたのは…。

部分練習のときに区切っていた単位( 4小節)で止まるなぁ…(^^;)…ということ。止まるクセがついているというよりも、最初の 4小節が終わって「さて次は何だっけ?」みたいなことが、脳内に一瞬浮かんでいることが原因なのでは…と思われる。

次のフレーズの始まりが、私の苦手な装飾音符であることも影響しているかも…。ちょっとした緊張感みたいなものがある。


そこで思いついた練習方法の一つは、その「つなぎ目」を続けて弾く練習。

例えば「テーマ」の冒頭(↓)で言うと…。部分練習は 4小節単位、つまり下の楽譜の青い枠で囲った部分ごとに練習している。

で、それに加えて、赤い枠で囲んだ範囲(つなぎ目)での部分練習をやればいいのではないか?ということ。昨日からこれを少し始めたところ。





もう一つは、通し練習で一瞬の「間(ま)」があいてしまった時も、そのまま続けるクセをつける練習。これは気持ち、というか「意志」の問題かもしれない。

例えば上の楽譜で、最初のフレーズから次のフレーズにうまく行けずに止まった場合、これまでは、少し前から弾き直したり、次のフレーズの冒頭の「入り」を複数回練習してから…次に移っていた。

それをやめて、「間」があいても我慢して?前の音符を弾いた後の手の形を(位置も)キープして、そのまま次のフレーズに行く…というやり方をしてはどうかと思っている。

結果的には「間が抜けた」感じになるけれど…(^^;)…、それに耐える「精神力」?が大事なのではないかと思ったのだ。


このやり方は、実は「ミスタッチ」の場合に「止まらずに弾く」練習にも使えるのではないかと思っている。

ミスタッチして一瞬「間」があいたとしても、鍵盤から手を上げずにそのまま耐えて、弾き直さずに次に続けるという習慣をつけることで、「止まらずに弾く」ことが出来るようになるのでは…と思うのだが…(^^;)?


そして、これにはもう一つ、副次効果みたいなものがあるのではないかと、ちょっとだけ期待している。

それは、フレーズの終わりでルバートして、改めて次のフレーズに入るようなときの練習になるのではないか?ということ。

フレーズの終わりで止まりそうな予感がしたら、少し遅くして(その間に次のフレーズに入る心構えをして…)、「間」をおかずに次のフレーズに入るような…(^^;)?


まぁ、結局のところ、「止まらないで弾く」ことを練習する方法としては、「止まらない」クセをつける…みたいなことになってしまうのではあるが…。

やや苦し紛れに考え出した練習方法だが、私としては「藁にもすがる」気持ちなので、ディアベリ変奏曲を素材にしてしばらく取り組んでみようと思っている。



【関連記事】
《次の曲はディアベリ変奏曲に決めた ♪》

《2019年 My Piano Life の目標 ♪》


  にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ 

0 件のコメント: