毎日ただひたすらスピードアップを目指してきたが、なかなか上達しない(テンポが上がらない=指が回らない)ので…という理由だけでもないが、少し方向転換した。
やはり音楽なので、少しでも美しく気持ちよく弾きたい。で、ペダルを使ってみたが、当然ながら音が混じるし、ハーフペダルとかもちょうど良い加減が難しい。
そこで、ふと思い出した「フィンガーペダル」をやってみることにした。
楽譜にしてみると、とりあえずはこんな(↑)感じで、左手だけ和音を保持するのがいくつか試した中では一番気持ちよく弾けた ♪
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この曲は "Prestissimo" というテンポ指定で、"sempre legato" とあるので、本当はペダルを使わずに、レガートで速く弾くのが正しい弾き方なのだろう。
でも、私のように "Prestissimo" どころか "Presto" にさえならないテンポだと、音符の長さを揃えながらレガートで弾くのはけっこう難しいのだ…(^^;)。
という訳で、当面は上のようなフィンガーペダルを使った弾き方で、一番気持ちよく弾けるポイント(音の重ね方のあんばい?)を探りたいと思っている。
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ところで、「フィンガーペダル」というのは言葉となんとなくの意味は知っているが、その「正しいやり方」?というのは聞いたこと(読んだこと)がない。
アンドラーシュ・シフの弾くバッハはフィンガーペダルを最高にうまく使っているらしいというのは聞いたことがあるが…。
で、いろいろ探していたら、久しぶりにグラハム・フィッチ先生の動画(→関連記事参照)を見つけた(↓)。これはとても分かりやすい。
🎦Finger Pedalling in Bach and the Classical composers
先生の説明は英語だが、ピアノでの実演が分かりやすいので、私が下手に言葉で説明するより見ていただいた方がよく分かると思う。
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で、結局「フィンガーペダル」というのは「指で(音を)overlappingする技」とだけ説明してあって、何か特別な技術があるという訳でもなさそうだ…。
もちろん、どの音を、どのくらいの長さホールド(鍵盤を押さえたままに)するか、というのが大事になってくるのだが、それは曲やフレーズによって変わってくる。
さらに、楽器やホールの響き方によってもその加減をする必要があるようだ。
結局は、足のペダルと同じで、最後は自分の耳で(よく聴きながら)決めることになるのだと思う。
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別の記事に、ちょっと気になることも書いてあった。
「フィンガーペダルは『タッチ』の一つ(技術)であって、初心者が音符の長さ以上に鍵盤を押さえている(指が上げられない)悪しき習慣とは区別しなくてはならない」
これは、私自身の「悪しき習慣」として認識しているもので、いまだに弾いたあとに指がすっと上がらない、あるいは上がってもそのキーの近くに指があるというクセ?が完全にはなくなっていない。
…というわけで、フィンガーペダルはちゃんと「意図したタッチとして」やるようにしよう、と肝に命じた次第である…(^^)!
【関連記事】
《フィンガーペダル(Finger Pedal)について》
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